2024年(令和6年) 10月12日(土)付紙面より
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53社で組織する鶴岡電気工事協同組合(理事長・後藤泰輔システムコントロール社長)の「出前授業」が10日、鶴岡市の羽黒高校で行われた。青年部会のメンバー14人が講師となり、機械システム学科と自動車システム学科の1年生合わせて42人に電気工事に使う技術を伝えた。
「出前授業」は電気工事への理解を深めてもらおうと青年部会(会長・長谷川直人アベ電工工務部課長)が例年、鶴岡工業高と羽黒高を訪問している。電柱工事に使う高所作業車体験では担当者と一緒にバケットに乗り、地上約13メートルで行う高所作業の「高さ」を体感した。電線管の曲げ加工では「ノーマルベンダー」という専用工具を使い、管を90度曲げる作業方法を学んだ。
自動車システム学科の熊谷春輝さん(1年)は「電気関係の技術を覚えることができて今日は楽しかった。今回の経験を将来に生かしたい」と感想を話した。
青年部会のメンバーは「いろんな業界で人手不足が深刻になっている中、電気工事を担う人材育成も兼ねている。出前授業を通じて少しでも電気工事関係に興味を持ってもらえればうれしい」と語った。