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2024年(令和6年) 10月12日(土)付紙面より

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酒田PR カプセルトイ考案 酒田二中「アントレプレナーシップ教育」発表会 独創的アイデア満載20案

 酒田市立第二中学校(佐藤元校長)が、県内の他の中学校に先駆けて取り組んでいる「アントレプレナーシップ教育」の発表会が9日、同校で開かれ、2年生106人が同市をPRするために考案したカプセルトイのアイデアを、市職員らにプレゼンテーションした。

 アントレプレナーシップ教育は起業家精神や能力を育むもの。県が2025年からおおむね10カ年の教育行政の指針となる第7次県教育振興計画の骨子案に、探究学習の拡大やアントレプレナーシップ教育の展開などを掲げたことを受け、同校では生徒の起業・経済活動への興味・関心を高めチームワークやリーダーシップを養うことなどを目的に、県内で初めて総合学習に取り入れた。

 生徒たちは9月に山形大アントレプレナーシップ教育研究センター長を務める小野寺忠司教授、カプセルトイを使って経済の仕組みを学ぶ探究教室などの事業活動を行っている「山のむこう」(南陽市)取締役の阿部公一さんから指導を受けながら、5―6人ずつのグループに分かれ、山居倉庫に設置する想定でカプセルトイ商品を考案したほか、利益を上げるための収支計算などに取り組んだ。

 この日は同センター研究員、市職員、講師を務めた阿部さんらが同校を訪問。生徒たちは緊張しながらも「お米のキーホルダー」「庄内方言ポーチ」「酒田のラーメンぬいぐるみストラップ」といった計約20案のカプセルトイ商品のアピールポイントや概算した利益などをプレゼンテーションした。

 中には酒田のおじさんをキモかわいいオリジナルキャラクターにした「『さかおじ』のソフトビニールキーホルダー」などユニークなアイデアも。講師たちは厳しめの質問を投げかけながらも、独創性あふれるアイデアに感心しながら興味深く聞いていた。

 生徒の一人、池田華菜(はな)さん(14)は「アイデアの生み出しや、商品の満足度と利益のバランスを考えるのが難しかったが、酒田の良さとアイデアをどう組み合わせようか話し合うのが楽しかった。企画などを考える仕事に少し興味が出た」と話した。

考案したカプセルトイ商品を発表する生徒たち
考案したカプセルトイ商品を発表する生徒たち



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