2024年(令和6年) 10月12日(土)付紙面より
ツイート
全国地域安全運動が11日、全国一斉にスタートした。期間は20日までの10日間。鶴岡、酒田、庄内各警察署管内では出発式が行われ、防犯関係者が「青パト」に乗って犯罪防止の広報を繰り広げた。
ネットを利用して「闇バイト」を募り、全国各地で凶悪犯罪が多発している。都市部だけでなく地方でも発生しているのが特徴だ。
安全運動は防犯協会やボランティア団体、警察が団結を図り安心して暮らせる社会の実現を目指す。重点活動は▽子どもと女性の犯罪防止▽特殊詐欺、SNS型投資詐欺、ロマンス詐欺被害の防止▽自転車盗難、万引の被害防止▽性犯罪の防止と早期支援―の4点を掲げる。
初日のこの日、鶴岡市役所前では市防犯協会や鶴岡警察署員ら関係者合わせて約50人が参加して出発式を行った。市防犯協会の石川俊志会長が「犯罪のない社会に向け10日間、力を合わせて頑張りましょう」とあいさつ。鶴岡中央高校の天魄(てんぱく)太鼓の生徒24人が勇壮に和太鼓を打ち鳴らし、出発式を盛り上げた。この後、防犯協会のメンバーらが白バイとパトカーを先導に「青パト」に乗って管内の広報活動に出発した。
出発式では長年にわたり安全な地域社会に力を注いだ市防犯協会京田支部の阿部政志支部長(72)に全国防犯協会連合会の「全国防犯栄誉銅賞」が贈られた。