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2024年(令和6年) 10月12日(土)付紙面より

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仮想空間活用した出会いの場提供 庄内広域連携婚活事業実行委 「メタバース婚」の取り組み

 庄内広域連携婚活事業実行委員会(事務局・県庄内総合支庁)は独身男女の出会いの場を提供する婚活イベント「メタバース(仮想空間)婚」を行っている。男女がパソコン画面の仮想空間で会話するスタイル。この夏に実施した1回目は2組が実際に会うリアルデートまで進展した。参加者の反応は「直接会うより緊張せず話せた」「対面だと外見を見がちだが、声から内面を知ることができて良かった」とおおむね好評だった。時代は「婚活コンパ」といった直接対面からネットを使った仮想空間の出会いへ―。子ども家庭支援課の担当者は「直接会うのが苦手な人のために取り入れてみた。(受け入れられた要因の一つとして)少なからずネット社会が進んでいることが背景にあるだろう」とみている。

 「メタバース婚」は結婚を希望する男女の新しいマッチングとして県庄内総合支庁と庄内5市町が連携して企画した。今年7月に実施した1回目の申込者数は男性21人、女性8人。自己表現力やコミュニケーション能力を高めるスキルアップセミナーを通じて本番には男性12人、女性5人がパソコン上で「対面」した。その結果、5組のカップルが成立(マッチング率男性41・7%、女性100%)。アバターデート(仮想デート)には、このうち4組が参加した。

 主催者側で感想を聞いたところ「声だけでもこんなに性格が分かるんだ、ということを実感した」「対面型の婚活イベントより参加しやすいと思った」と好感触を得た。その一方でスマートフォンが普及し、自宅にパソコンを持っていない人も少なくないことが課題として浮かび上がった。

 支援課の担当者は「もう少し女性の参加者を増やす努力をしていきたい。結婚しない人たちが増加する中で一組でも多くゴールインすることを切に願っている」と話している。

【第2回メタバース婚in庄内】
 11月23日午後2時から午後6時まで。パソコン上で実際の顔は分からないが自己紹介や自己アピールで意中の相手を探す。見た目にとらわれない内面と性格重視の婚活イベント。最初から直接会わず、ワンクッション置いてパソコン上でやりとりするという現代的な感覚と言える。対象は庄内に在住、または勤務する18歳から45歳の独身男女。女性は庄内に限らず全国からの参加もOKだ。定員は男女それぞれ12人。第1回メタバース婚に参加しカップル成立しなかった人も応募できる。参加費は1人1000円。申し込みは11月10日まで。自己表現力を高めるスキルアップセミナー(11月14日・セミナーのみの参加は無料)を経て本番に臨む。成立したカップルはアバターデート(11月30日)をセッティングする。さらに気持ちが通じ合えばリアルデートへステップアップする。申し込み、問い合わせは県庄内総合支庁子ども家庭支援課=電0235(66)2117=へ。

メタバース婚のパソコンイメージ=画像提供・パーソルマーケティング@GAIA TOWN
メタバース婚のパソコンイメージ=画像提供・パーソルマーケティング@GAIA TOWN



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