2024年(令和6年) 10月13日(日)付紙面より
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「ふしんしゃだ、おおきなこえでさけぼうよ」―。鶴岡市の朝暘第二小学校(粕谷温子校長)の子どもたちが考えた防犯標語を学校向かい側にある焼きたてのパンの店・ピーターパンほなみ町店(亀田隆店長)が「防犯短冊パン」として販売を始めた。
防犯標語は県防犯協会連合会などが主催する防犯作品コンクールに向けて全校児童259人が作成した。鶴岡警察署生活安全課の署員が児童の作品を一つずつラミネート加工。ピーターパンの協力を得て主力商品の食パンや人気商品のラスクなどの包装パッケージに取り付けた。
亀田店長(70)は「少しでも地域の防犯意識が高まれば。これからも子どもたちの取り組みを応援していきたい」と笑顔を見せた。
鶴岡署生活安全課の新野文彦課長は「防犯について考えるきっかけにしようと全国地域安全運動(今月11日から20日)に合わせて朝二小、ピーターパンとタイアップして企画してみた。犯罪のない安全な社会に向けて考えた子どもたちの『思い』をパンと一緒に各家庭に届けたい」と話した。
「防犯短冊パン」はピーターパン美咲店でも販売している。両店舗でなくなり次第、終了となる。