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2024年(令和6年) 10月17日(木)付紙面より

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冷涼な環境に対応クランベリー定植 特産品化へ可能性探る 日向ふるさとづくり協議会初活動

 過疎化が進む地域の農地保全、集落における基本的な生活機能の維持・強化を図る「農村型地域運営組織(農村RMO)」の形成を目指し今年4月、酒田市日向地区の住民らが設立した「日向ふるさとづくり協議会」(小松幸雄会長)の初めての活動が14日、地区内の畑で行われ、冷涼な環境でも生産可能なクランベリーの苗木を定植した。今後3カ年にわたって試験栽培し、特産品化、飲食店でのメニュー提供など可能性を探る。

 農村RMOは、近隣する複数の集落が手を取り合って集落機能を補完し、さらには非農家や企業などとも連携しながら地域全体で農用地保全活動や農業を核とした経済活動、生活支援まで行う新たな仕組み。RMOは「Region Management Organization」の頭文字を取ったもので、農林水産省が形成を推進している。同地区は県内他地区に先駆け今年4月、協議会を設立した。

 協議会は▽農用地保全部▽地域資源活用部▽生活支援部―の3専門部会体制で、クランベリー栽培は地域資源活用部(佐藤清部長)が担当。この日は部員と共に、同地区の活性化に向け活動している東北公益文科大の学生サークル「Praxis(プラクシス)」のメンバー計約20人が参加。福山、草津両地区の農地に3種計約150本を定植。さらに升田地区の農地にも20本ほど植え、環境による生育の違いなど観察する。

 積極的に協議会活動に参加している公益大4年、関野大斗さん(22)は「まだ手探り状態だが、どう成長していくか楽しみ。後輩からは収穫したクランベリーの活用法などアイデアを出してもらえたら」と話した。

クランベリーの苗木を定植する参加者
クランベリーの苗木を定植する参加者



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