2024年(令和6年) 10月22日(火)付紙面より
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アイデア対決・全国高等専門学校ロボットコンテスト(高専ロボコン)2024東北地区大会が20日、鶴岡市藤島体育館で行われた。東北6県から鶴岡高専など7校14チームが出場し、アイデアを凝らしたロボットを駆使しながら全国大会出場を懸けて熱戦を繰り広げた。鶴岡高専Bチームが審査員推薦で全国大会出場を決めた。
高専ロボコンは1988年に初めて開催。既成概念にとらわれず若者が自らの頭で考え、自らの手でロボットを作ることの面白さを体験し、発想力やもの作りの素晴らしさを学ぶ全国規模の教育イベントとして知られている。
今回の競技課題は「ロボたちの帰還」。母体となるロボット1が小さいロボット2を飛ばし、一定のエリアに着地させると得点になる。最も難易度が高い地点への着地は100点と高得点になる。さらにロボット2はエリア内に設置したボールや箱を回収し、ロボット1のもとに“帰還”するまでが競技。こうした一連の流れを2分半の制限時間内にどこまでクリアするかで得点が変化する。
対戦は3、4チームずつ4グループに分かれて予選リーグが行われ、上位4チームによる決勝トーナメントで優勝を決めた。このうち予選Aグループに地元校の鶴岡高専A、同Bグループに鶴岡高専Bがそれぞれ出場。いずれもリーグ初戦はロボット2の射出に成功し、僅差で相手チームに勝利した。
競技の結果、優勝した岩手県の一関高専Aチームと、審査員推薦の鶴岡高専Bチーム「新・かっとび君super」、福島高専Aチームの計3チームが来月17日に東京・両国国技館で行われる全国大会に出場する。