2024年(令和6年) 10月23日(水)付紙面より
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第13回「湊酒田つや姫ハーフマラソン大会」が20日、酒田市光ケ丘陸上競技場をスタート・ゴールする2種目で行われ、全国から出場した1000人余のランナーが時折小雨がぱらつく天候の中、中心市街地や酒田北港などを通るコースを力走した。
同市出身で本県初の五輪選手(マラソン競技)となった茂木善作翁(1893―1974年)を記念した茂木杯ハーフマラソンと酒田砂丘マラソンを統合して2012年から毎年この時期に開催している。今大会には全国各地から昨年より約200人多い1336人(ハーフ736人、10キロ600人)がエントリーしたほか、ゲストランナーとし招かれたタレントの野々村真さんが10キロに出場した。
スタート地点となった同競技場東側の国道112号で、赤坂宜紀教育長が「楽しく安心して走ることができるよう準備を進めてきた。完走を目指し頑張って」と激励。野々村さんは「私は今年、還暦を迎えた。今大会には70歳以上の人も参加しているのでまだまだ。自分のペースで無理せずゴールを目指して」と述べた。
10キロの部が午前9時45分、ハーフの部が同10時にスタート。ランナー沿道に詰め掛けた大勢の市民らによる拍手の鼓舞を受け、それぞれのペースで力走していた。
コース沿道15カ所に給水所を設けてシャインマスカットや飲み物、ゴール後には「酒田のラーメン」を提供。中には「こんなに息切れした状態でラーメンを食べたのは初めて」と笑顔を見せる選手もいた。