2024年(令和6年) 10月24日(木)付紙面より
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今年4月に開校した庄内地域初の県立中高一貫校「致道館中学校・高校」の開校記念式典が22日、鶴岡市の荘銀タクト鶴岡で行われた。中学・高校の全校生徒、教職員のほか、同窓会やPTAの代表ら約1000人が出席し、新校としての歴史を刻む決意を新たにした。
高橋広樹県教育長が「先行き不透明な時代を自らの力で主体的に生き抜ける確かな力をつけることを願う」とあいさつ。遠田達浩校長が開校から半年間の生徒たちの学校生活を紹介し、「たくましく新たな歴史を築き、生徒が希望ある未来に向かって伸びていけるよう一丸となってまい進していく」と式辞を述べ、森田廣県議会議長が来賓を代表してお祝いの言葉を贈った。
校歌制作や校舎整備に貢献した関係者への感謝状贈呈に続き、致道館高2年で生徒会長の鈴木遥人さんが「支えてくれる方々への感謝を忘れず、地域と共に歩み、学びと経験を基にした自らの成長とともに社会貢献することを誓う」と決意を披露した。
致道館中学校・高校は鶴岡南、鶴岡北の両高校を統合し、県立中学校を併設して開校。本年度の生徒数は中学が1年生99人、高校は3学年合わせて867人。旧鶴岡北の校舎を中学で、旧鶴岡南の校舎を高校で利用している。県立の中高一貫校は2016年度開校の東桜学館中学・高校(東根市)に次いで県内2校目。