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2024年(令和6年) 10月26日(土)付紙面より

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東北公益大の学生×鶴岡「本長」コラボ 「漬物屋本気の味噌生姜タレ」商品開発 「何にでも合う万能調味料」

 東北公益文科大学(酒田市、神田直弥学長)の学生たちが、漬物の老舗「本長」(鶴岡市大山一丁目、本間光太郎社長)と共に開発に取り組んだ「漬物屋本気の味噌生姜(みそしょうが)タレ」が完成した。同社によると学生発案での商品開発は初めてという。公益大で23日、商品発表会が行われ、参加した学生らは「たれに合う食材は何かを考えるのが大変だったが、何にでも合う万能調味料ができた」と喜んだ。商品は来月中旬から販売開始予定。

 広崎心公益大准教授(マーケティング、商品開発など)のゼミに所属する、いずれも3年生の五十嵐舞さん(20)と佐藤凜さん(20)の2人は同社のショウガの漬物を食べた際、余ったたれに着目。「おいしいのにもったいない。何かに使えるのでは」と同社に持ちかけ、今年3月から連携して商品開発を進めてきた。

 検討を重ね、ニンニクのたまり漬けとショウガのみそ漬けのたれを試作。広崎ゼミ生9人が家族らと共に、から揚げ、焼きナス、焼きおにぎりなどたれに合う食材のモニタリング調査を進めるなどし、「一番香り立つのがショウガだった」(本間社長)と商品化を決めた。同社が長年培ったみそ漬け技術と、既存商品より大きめにカットすることでショウガの風味がより際立ち、食材の長所を引き立たせる商品に仕上がったという。

 漬物屋本気の味噌生姜タレは来月14日から販売開始予定。希望小売価格は1個972円、170グラム入り。賞味期限は120日間。同社本店、同社ネット通販、庄内観光物産館、庄内地区のスーパーなどで取り扱う。同社ホームページでは「豆腐の味噌漬け」「大葉と鶏肉の味噌漬け巻」のレシピ動画も視聴できる。

 商品発表会では本間社長が「漬物メーカーとして何か新しいものを作りたいと思っていた。公益大生とコラボし、漬物を調味料として使う従来の漬物の形にこだわらない新しい商品ができた。調味料を作るのはこれまでやってきたことがなかったので、当社の持つ漬ける技術が応用できるならニンニクやからし漬けなどでも挑戦したい」、五十嵐さんは「レシピ動画を作るのが大変だったが、母親に助言をもらいながら取り組んだ」、佐藤さんは「漬物メーカーと関わるという貴重な経験ができた。何にでも合うおいしい商品になったと思う」とそれぞれ話していた。

たれを手にする公益大の学生と本長スタッフ
たれを手にする公益大の学生と本長スタッフ

漬物屋本気の味噌生姜タレ
漬物屋本気の味噌生姜タレ



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