2024年(令和6年) 10月27日(日)付紙面より
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鶴岡市出身の絵本作家、土田義晴さんが手掛けた紙芝居を集めた「つちだよしはる紙しばい原画展」が22日から鶴岡市立図書館本館で始まった。最新作の『ゴリくん、なにつくる?』をはじめ、紙芝居の原画28点を展示している。
土田さんは1957年生まれ、80年に絵本作家としてデビューしてから数多くの童話や絵本の挿画をはじめ、地元庄内の子どもたちや伝統文化をモチーフにした絵本などを発表している。紙芝居作品も多く、脚本も担当。食育をテーマにしたシリーズもあり、あべしまこ脚本の最新作も食べ物をテーマにしていることから、食にまつわる5つの紙芝居を紹介した。
『ゴリくん、なにつくる?』はゴリくんとウサオくんが、友達のチイタくんの誕生日に料理を作ってもてなす話。紙芝居に合わせて土田さんが描いたゴリラのゴリくんのタペストリーも飾られた。他には『へんしん まめまめ』『おいしいとびらを とんとんとん』などをせりふとともに展示し、ストーリーも楽しめるようになっている。
中央のコーナーには紙芝居のほかに、食べ物絵本や童話なども集められ、手に取って見ることができるほか、貸し出しもしているという。
会場は本館2階講座室。展示は11月4日(月)までの午前9時半から午後5時(最終日は3時)まで。ただし28日(月)は休館日。