2024年(令和6年) 11月3日(日)付紙面より
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「鶴岡サイエンスパークまつり」が2日、鶴岡市覚岸寺の鶴岡メタボロームキャンパスを主会場に行われた。バイオサイエンスが学べる体験コーナーが設けられ、子どもたちに「科学の楽しさ」を伝えた。
「見たい、知りたい、バイオな未来」をキャッチフレーズに科学に触れる機会を提供しようと一般社団法人鶴岡サイエンスパーク、鶴岡商工会議所、慶應義塾大学先端生命科学研究所、鶴岡サイエンスパーク入居団体、鶴岡市が実行委員会を組織して企画した。普段一般の立ち入りを制限している研究所エリアを開放。昨年のサイエンスパークまつりには親子を中心に約2300人が訪れた。
会場には▽がんを引き起こすDNAの変異を見る▽葉緑体を盗んで光合成するウミウシを観察しよう▽ロボットを動かしてその仕組みを考えてみよう▽腸内細菌を顕微鏡で観察しよう―といった体験や実験コーナーが設けられ家族連れでにぎわった。
「トークセッション」では慶応先端研、山形大学農学部、鶴岡高専、東北公益文科大学の研究者が地球温暖化をテーマにクロストークした。
子どもたちから「温暖化を防ぐ効果的な対策はありますか」との質問に研究者は「とても難しい大きな問題。一人一人が化石燃料を使ったライフスタイルを変える必要がある」と語った。