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荘内日報ニュース


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2024年(令和6年) 6月11日(火)付紙面より

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親子ふれあいサロン来場80万人 酒田 子どもたちの成長見守る拠点

 酒田市交流ひろば(中町三丁目)にある市児童センター「親子ふれあいサロン」の来場者が9日午前、80万人に達し節目の家族連れに記念品が贈られた。

 同センターは以前、市総合文化センター内にあったが、2006年3月の交流ひろば完成を受け移転した。大型遊具を設置し小学生までが自由に体を動かして遊べる「親子ふれあいサロン1」、未就学児と保護者がゆったりと過ごすことができる「親子ふれあいサロン2」で構成。相談員を配置し子育てに関する相談に随時応じているほか、小学生向け講座「わんぱく広場」を毎月開催している。

 節目の来場者となったのは市内在住の舟越裕人さん(39)と妻の香織さん(38)、長男の悠稀君(7)、長女の暖姫(はるひ)ちゃん(5)、次男の叶織(とおり)君(3)の家族連れ。市健康福祉部の高橋紀幸部長から記念品として絵本やパズル、お絵かきシートを受け取り、くす玉を割った舟越さんは「長男が生まれてから、特に冬場を中心にかなり利用している。実は前日も来た。天候に左右されずに遊ぶことができるのが魅力」と笑顔を見せた。その後に来場した4組に絵本を贈呈。同センターでは「空調が効いた快適な環境で遊べるほか、育児に関する相談に応じている。リピーターがかなり多く、一緒に子どもたちの成長を見守るという雰囲気になっている」と話した。

高橋部長(後列右)と共にくす玉を割る節目の家族連れ
高橋部長(後列右)と共にくす玉を割る節目の家族連れ


2024年(令和6年) 6月11日(火)付紙面より

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新緑の鳥海山 力走 5年ぶりブルーラインマラソン

 新緑に包まれた鳥海山を舞台に、海抜0メートルから標高1000メートルまで一気に駆け上がる恒例の「鳥海ブルーライン登山マラソン」が8日、遊佐町吹浦のサンセット十六羅漢駐車場をスタートし、駒止(10キロコース)、大平(17キロコース)を目指すコースで行われ、町内外から参加したランナーがスタミナの限界に挑戦した。

 町スポーツ協会(佐藤信会長)が、町、町教育委員会と共に毎年この時期に開いている。新型コロナ禍の影響で5年ぶりとなった今大会は節目の40回を迎え、町政施行70周記念事業の一つとして実施。県内はもとより東北地方、首都圏から男女計103人がエントリーした。

 旧吹浦小学校体育館で行われた開会行事で、佐藤会長は「5年ぶりの大会となり、お待たせしました。きついレースになると思うが、周囲の景色に癒やされ、それを力に完走を目指して」と激励。松永裕美遊佐町長らが祝辞を述べた。

 この日は木々の間から強い日が差し込んで気温が上昇する中、午後1時に17キロの部がスタート、10分後に10キロの部が続いた。小野曽集落の旧料金所付近を除き急勾配が続く難コースで、ランナーたちは頂に見守られながら自らのペースでゴールを目指していた。

新緑に包まれた鳥海山で健脚を競い合う選手たち
新緑に包まれた鳥海山で健脚を競い合う選手たち


2024年(令和6年) 6月11日(火)付紙面より

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松山能幻想的に照らす 薪能6年ぶりに屋外上演

 松山能の羽州庄内松山城薪(たきぎ)能が8日夜、酒田市松山歴史公園特設舞台で上演された。かがり火が醸し出す幻想的な雰囲気の中、能、狂言が演じられ、訪れた人の目を楽しませた。

 松山能(県指定無形民俗文化財)は、江戸勤番の松山藩士が観世流の能楽を習得し持ち帰ったのが起源。約360年の歴史があり、明治維新以後は地元の演能団体「松諷社(しょうふうしゃ)」(榎本和介会長)が受け継いでいる。「薪能」は「花の能」と銘打ち、歴史公園竣工(しゅんこう)を記念し1982年から開いている。屋外での開催は6年ぶり。

 43回目となった今年は、能楽ファン220人余が鑑賞。狂言「附子」で開幕し、空があかね色に染まった午後6時半ごろ、舞台周囲に火が入れられ、舞台を幻想的に照らした。引き続き能「船弁慶」が演じられ、静御前の優美な舞や、義経らの前に平知盛の怨霊が現れる展開に、観客たちは引き込まれるように見入っていた。

薪能が6年ぶりに屋外上演された
薪能が6年ぶりに屋外上演された


2024年(令和6年) 6月11日(火)付紙面より

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外国料理に舌鼓 楽しく交流 恒例フリーマーケットも人気 鶴岡で世界の文化紹介 ワールドバザール

 鶴岡市伊勢原町の出羽庄内国際村で9日、歌と踊りや料理販売で世界の文化を紹介する「第29回ワールドバザール」が開かれた。大勢の家族連れが会場に足を運び各国の家庭料理や伝統楽器、舞踊のステージ、恒例のフリーマーケットなどを楽しんだ。

 国際交流の関係団体などによる実行委員会が主催し毎年この時期に開いている。今年は8日に前夜祭が行われ、ワールドバザールでは初ののど自慢大会を開催。庄内在住の外国出身者などがエントリーし、自慢の歌声を披露した。

 9日は午前10時の開場とともに大勢の家族連れが入場し、国際村の駐車場はすぐに満車となるほど。世界各国の料理販売店は、国際村の日本語教室で学ぶ人々や庄内在住の外国出身者、山形大農学部の留学生などが協力し、タイやマレーシア、インドネシア、フィリピン、ベトナムなどのアジア圏をはじめ米国やカナダ、ケニアなど13カ国の料理が提供された。

 このうち鶴岡・ラフォア友好協会(黒井秀治会長)は初めてニューカレドニアの郷土料理を用意。現地の人から教わったというベーコンと卵、玉ねぎなどで作ったキッシュ、バナナとココナッツ、タピオカなどを使ったスイーツ「ポエ」が人気を呼んでいた。

 このほかアジア各国の揚げ春巻きやガパオライス、グリーンカレー、トムヤムクンなど国際色豊かな料理の数々がそろい、来場者はいくつもの店を回ってお目当ての料理を購入していた。

 ステージ発表は情熱的なタヒチアンダンスや二胡の演奏、一輪車パフォーマンス、キッズヒップホップダンスなどが披露された。

 母と一緒に訪れた庄内町の余目三小4年の佐藤彩乃さん(9)は「フィリピンのバナナを使った料理を食べた。甘いのに少し酸っぱくておいしかった。とてもにぎやかで楽しい雰囲気」と笑顔を見せていた。

国際色豊かな料理の数々が販売され、家族連れなどでにぎわった=9日
国際色豊かな料理の数々が販売され、家族連れなどでにぎわった=9日



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