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荘内日報ニュース


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2024年(令和6年) 8月17日(土)付紙面より

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二十歳のつどい 大人への決意 庄内町 三川町

 庄内町の「二十歳のつどい」が15日、同町の響ホールで行われ、真新しいスーツやドレスに身を包んだ二十歳の若者たちが大人への決意を新たにした。

 同町では毎年夏に成人式を行ってきたが、2022年に成人年齢が18歳に引き下げられたことに伴い「二十歳のつどい」と改称した。同町の対象者は2003年4月2日から04年4月1日までに生まれた206人。この日は二十歳となった若者と来賓ら計約160人が出席した。

 式典では、富樫透町長が「皆さんが生まれた年は旧余目町と旧立川町の合併に向け、庄内中央合併協議会が設立された年でもある。庄内町の初めの一歩の年と重なる。皆さんと成長を共にしながら庄内町も二十歳を迎えつつある。若さの特権は行動力、尽きないエネルギー、柔軟な発想といわれる。それぞれの夢の実現に向け、“チーム庄内町”の一員として町づくりへの参画もお願いする」と式辞。参加した若者を代表し、佐藤龍希さん(21)=同町館、会社員=が「私たちが今日を迎えられたのは多くの人のおかげ。今の私にはどのような人が成熟した大人なのかよく分かっていないが、物事を前向きに進めることができる能力がある人だと思う。これまで支えてくれた人への感謝と大人としての決意を忘れず、お世話になった人への恩返しができるよう努めていく」と決意表明した。その後は、各地区の代表者らが自分の近況や目標などを発表する「二十歳のメッセージ」、小中学生時代の思い出などを紹介する「恩師からのメッセージ」などが行われ、若者たちは久しぶりに会う友人と笑顔で楽しんでいた。


 三川町の「二十歳のつどい」が15日、なの花ホールで開かれた。72人のうち59人が参加し旧交を温めた。

 出身小学校別の内訳は横山28人、東郷13人、押切31人。式典で阿部誠町長が「少子高齢化が進み安定した行政運営が課題に掲げられている。東京の一極集中が続いているが、故郷の発展のためには若い世代の力と協力が必要。三川の将来というものも考えていただきたい」とあいさつした。

 二十歳を代表して齋藤大成さん(21)=横山=が「同級生が久しぶりに一堂に会してとてもうれしく思う。多くの人たちのサポートがあって『二十歳』という人生の節目を迎えることができた。責任ある行動を持ってまい進していきたい」と決意を述べた。

 式典に先立ち横山八幡神社の獅子舞講中が獅子舞を繰り広げ「二十歳」を祝福した。出席者は阿部町長や小中学校の恩師らと一緒に記念撮影。この後、交流会を楽しみ会場は笑顔であふれた。

恩師と語り合う=庄内町
恩師と語り合う=庄内町

久しぶりに再会し「自撮り」を楽しむ出席者=三川町
久しぶりに再会し「自撮り」を楽しむ出席者=三川町


2024年(令和6年) 8月17日(土)付紙面より

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息詰まる投手戦劇的幕切れ 鶴岡東涙のむ

 第106回全国高校野球選手権大会は9日目の15日、兵庫県の阪神甲子園球場で2回戦4試合が行われた。本県代表の鶴岡東は3回戦進出を懸けて早稲田実業(西東京)と対戦。鶴岡東の櫻井椿稀投手(3年)と早稲田実業の中村心大投手(2年)の両左腕エースの投げ合いで息詰まる投手戦となり、0―0のまま9回を終えてタイブレークに突入。10回裏に1死満塁のピンチを迎えた鶴岡東が痛恨の右越え適時打を許し、劇的な幕切れとなる0―1で涙をのんだ。

 鶴岡東は試合序盤から早稲田の主戦中村の威力ある直球を打ちあぐね、安打が出ない展開。6回に2死から丹羽が内野安打で出塁し、チーム初のヒットを記録した。7回に無死から内野安打で出塁した松下が日下の犠打で進塁。続く櫻井が申告敬遠となり、1死一、二塁の好機をつかんだが後続が倒れ先制機を逃した。9回には2死から櫻井の中前安打、小林の四球で好機を広げたが得点につながらなかった。

 先発の櫻井はカーブやチェンジアップ、スライダーなどの変化球が効果的に決まり、早稲田実業の強力打線に対し9回まで9奪三振、外野に飛んだ打球はわずか5つと好投し、7回裏に迎えた1死二、三塁のピンチも落ち着いて切り抜けた。

 両チーム無得点のままタイブレークに突入。10回表の攻撃で鶴岡東は盗塁失敗などミスが重なり無得点。その裏、送りバントを決められた後、申告敬遠で1死満塁となった。選手の治療による中断を終えて試合が再開した直後、右越え適時打を許し痛恨のサヨナラ負けを喫した。

◇2回戦
鶴岡東   0000000000 0
早稲田実業 0000000001X 1
(延長10回、タイブレーク)

(鶴)櫻井―億田(早)中村―山中
▽二塁打=高崎(早)

タイブレークの延長10回に痛恨のサヨナラ負けを喫し、悔し涙を流す鶴岡東ナイン=時事
タイブレークの延長10回に痛恨のサヨナラ負けを喫し、悔し涙を流す鶴岡東ナイン=時事

力投する先発の櫻井椿稀投手。9回まで強打の早稲田実業打線を零封した=時事
力投する先発の櫻井椿稀投手。9回まで強打の早稲田実業打線を零封した=時事


2024年(令和6年) 8月17日(土)付紙面より

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北青沢地区で土砂撤去作業 酒田市の大雨被災地 公益大生もボランティアに加わる

 先月の記録的な大雨で甚大な被害が出た酒田市北青沢の家ノ前、小屋渕両集落で15日、押し寄せた土砂の撤去作業が始まり、重機数台が出て青沢簡易郵便局前の道路から順次手掛けた。

 両集落は今回の大雨で氾濫した荒瀬川右岸域にある。特に小屋渕集落はほぼ全世帯が土砂で埋まり、壊滅に近い状態で住民は避難生活を余儀なくされている。

 大雨の影響で崩壊した上青沢の国道344号中台橋付近の応急復旧工事が9日までに終了し、片側交互通行に移行。重機が入ることができるようになったため、15日午前8時ごろから本格的な土砂の撤去がスタートした。住宅1階部分が土砂で埋まったという男性は「(被害は)ひどいもんだ。これからどうなるんだろう」とぽつり。市土木課によると、押し寄せた土砂の全体量は把握できておらず、民家敷地内での作業を含めニーズを聞きながら今後しばらく継続するという。



 記録的大雨で甚大な被害が出た酒田市では、被災した家屋の片付けなど災害ボランティアによる活動が続く。市災害ボランティアセンター事務局の市社会福祉協議会(桐澤聡会長)によると、先月30日の活動開始から今月14日までの間、延べ1296人のボランティアが駆け付けて八幡・松山両地域、西荒瀬地区で活動。16日は東北公益文科大の学生有志、モンテディオ山形ユースのメンバーら地元の「若い力」が参加、ボランティアの輪は広がる。

 同日、荒瀬川が氾濫し多くの泥水が流れ込んだ同市麓の民家庭の泥かきを担当した、いずれも公益大1年の中村亮汰さん(19)と山崎響希さん(19)は「災害ボランティアは初めての体験。少しでも被災者の力になれば」と額に汗しながらスコップを操っていた。市社協によると、17日は酒田南高の生徒有志も活動を展開するという。

酒田市北青沢にようやく重機が入り、土砂の撤去作業がスタート=15日午前、小屋渕集落
酒田市北青沢にようやく重機が入り、土砂の撤去作業がスタート=15日午前、小屋渕集落

公益大生ら地元の若い力が加わり、ボランティアの輪は確実に広がっている=16日午前、酒田市麓
公益大生ら地元の若い力が加わり、ボランティアの輪は確実に広がっている=16日午前、酒田市麓



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