2017年(平成29年) 1月25日(水)付紙面より
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三川町の東郷小学校(佐藤俊明校長、児童119人)で23日、邦楽教室が開かれ、5年生たちが箏と尺八の演奏を体験した。
教室は箏や尺八の音色や音の響きを味わうとともに、日本の音楽や楽器に対する関心を深めてもらおうと、毎年この時期、5年生を対象に開催している。
この日は鶴岡玉琴会(植松智子代表)から植松代表と野口ツネ子さん、荘内竹道会(渡部滋鶴会長)から渡部会長と安達浩正さんの4人が訪れ、5年生25人が参加。初めに箏と尺八の合奏で「さくら」などの演奏を聴き、2グループに分かれて演奏を体験した。
箏のグループでは「さくら」の演奏に挑戦。講師から「きれいな音を出すには親指をぐっと押さえて演奏すること」とポイントを聞き、子どもたちは一つ一つ慎重に弦を弾いていた。また、尺八のグループでは「風を尺八の中に半分、外に半分送る気持ちで」と説明され一生懸命取り組み「難しい」「音が出ない」と演奏の難しさを体験していた。
土田凛央音さん(11)は「箏は先生が隣で丁寧に教えてくれたので弾くことができた。尺八はたくさん息を吸って吐くのが大変だったけど音が出てうれしかった」と話していた。