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2016年(平成28年) 11月29日(火)付紙面より

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笹根トンネル開通祝う 生活改善や観光発展に期待

 国土交通省東北地方整備局新庄河川事務所が鶴岡市荒沢で工事を進めてきた笹根トンネルが27日、供用を開始。現地で同日開通式が開かれ、1997年から20年近くにわたって行われた同市内から大鳥地区へ続く県道鶴岡村上線の改良工事のうち、最後に完成した同トンネルの開通を祝った。

 笹根トンネルは、昭和30年代に造られた大鳥地区に通じる笹根隧道(ずいどう)に代わる新トンネルとして同隧道の南側に新設された。延長665メートル、幅員7メートルの2車線。国と道路を管理する県による合併施工で、赤川流域の砂防堰堤(えんてい)工事に伴うもの。朝日地域の国道112号と大鳥地区を結ぶ同隧道は幅員が狭く、老朽化も進んでいたことなどから、同事務所と県庄内総合支庁が97年に協定を結び、建設費をそれぞれ負担する合併施工で改良工事を進めてきた。2014年4月に着工、同9月に掘削を開始し、昨年6月26日に貫通。県道への付け替え工事などを経て27日に開通した。1997年からの事業の全体像は大鳥と荒沢の両工区合わせて約3キロを工区とするもので、トンネル2本と橋りょう4橋の改良は完了しており、笹根トンネルが最後に残っていた。全体の事業費は約73億円で、このうち笹根トンネルは約25億円。

 27日は、初めに大鳥自然の家で同トンネルを含む県道鶴岡村上線荒沢・大鳥地区道路改良の完成式があり、約70人が出席。県知事代理の細谷知行副知事、榎本政規鶴岡市長、国交省水管理・国土保全局の西山幸治砂防部長の3人があいさつ。工事経過が報告された後、地域住民を代表してタキタロウ村組合の佐藤征勝組合長が「開通は住民にとって長い間の悲願だった。3つのトンネルが完成し、生活や観光に大きく資するものとうれしく思う」と述べた。その後、笹根トンネル南側入り口に移動して、関係者がテープカットとくす玉割りで開通を祝った。

 笹根隧道は同日、通行止めとなり、後日、廃道処理が行われる。

テープカットとくす玉開披で開通を祝った
テープカットとくす玉開披で開通を祝った



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