2016年(平成28年) 12月16日(金)付紙面より
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鶴岡市立東栄小学校(瀬川幸子校長、児童78人)で14日、恒例の「獅子踊り」引き継ぎ発表会が行われ、卒業間近の6年生から4、5年生へ獅子頭が引き継がれた。
同校では学区内の添川と東堀越の両地区に伝わる獅子踊りを学校教育活動に取り入れ、全校を挙げて練習を重ねている。6年生はこれまで入学式や地区の祭りなどで披露し、今回の発表会が卒業前最後の踊りとなった。
この日、同校体育館で行われた発表会には保護者や踊りを指導した「地域の先生」らが詰め掛けた。6年生11人は添川と東堀越の2チームに分かれ、獅子頭に藍色のはかま、鈴の付いたわらじなどを身に着けて力強い獅子踊りを披露。力強く太鼓を打ち鳴らしながら、獅子頭を振り勇壮な舞を見せた。
引き続き獅子頭の引き継ぎが行われ、6年生が4、5年生の頭に獅子頭をかぶせ「頑張ってね」と伝えると、受け取った在校生は「ありがとうございます」と元気にあいさつした。両チームの頭を務める5年生の澁谷雄大君、阿部優汰君の2人は「みんなの心を一つに練習してきた。教わったことを忘れずに獅子踊りを引き継ぎたい」「皆さんに教えていただいたことを胸に堂々と踊りたい」と伝統を引き継ぐ決意を述べた。
最後に1―3年生の太鼓と竹のリズムに合わせて4、5年生が獅子踊りを披露。詰め掛けた保護者らは6年生、在校生それぞれの踊りに大きな拍手を送った。