2016年(平成28年) 2月4日(木)付紙面より
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「節分」の3日、酒田地区広域行政組合消防署八幡分署(伊藤雅一分署長)の「防火豆まき」が酒田市八幡地域の2保育園で行われ、分署員扮(ふん)する「火遊び鬼」を園児たちが退治した。
防火意識を高めてもらおうと毎年、節分に合わせて行っている同分署の恒例行事。今年は、佐藤智一消防副士長、佐々木瑞生消防士の若手分署員2人が鬼の面をかぶり、金棒などを持って「火遊び鬼」に扮し、八幡、市条両保育園を回った。
八幡保育園(佐々木洋子園長、園児108人)では、全園児と共に隣接する八幡子育て支援センターに通う乳幼児が参加。大きな太鼓の音を合図に鬼が登場すると、あまりの迫力に保育士にしがみついて泣きだす園児もいたが、みんなと一緒に「鬼は外」と声を掛けながら元気に豆を投げ、鬼を退散していた。
その後、園児たちは「絶対に火遊びはしません」などと大きな声で、鬼と「防火の約束」。さらに、▽押さない▽走らない▽しゃべらない▽戻らない―の最初の文字を取った、避難する際の「『おはしも』の約束」も交わした。年長児の池田優來ちゃん(6)は「怖かったので、豆をいっぱい投げた。鬼さんとの約束は必ず守るよ」と話していた。