2019年(平成31年) 4月4日(木)付紙面より
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庄内町払田に新築移転した公設民営の学童保育所「ふれあいホーム払田」の開所式が2日、同町の余目第二公民館であった。同町内の学童保育所の先駆けとして2003年に開所した旧施設に替わる新施設。利用者の児童や関係者が再出発を祝った。
運営主体は、町の委託を受けた任意団体「庄内町余目ふれあいホーム実施組織愛康会」(渡邊綾子理事長)。地域交流や世代間の関わりに重点を置いた保育方針で、旧余目町地内に4つある各小学校区において、支援員に加え、地元住民有志のボランティアを常駐させた独自の「ふれあいホーム」を運営する。
払田の民家を使った旧施設の老朽化を受けて、同町が総事業費約5322万円掛けて、昨年9月から約5カ月間の工期で余目第二公民館隣に木造平屋建て(面積約196平方メートル)を新築。設計監理を佐藤建築設計工房、主体工事を長谷部建設がそれぞれ担った。
先月30日に旧施設から引っ越し。広いホールやテラスなど、住民との交流を図るスペースが特徴。定員は70人で、本年度は65人の登録でスタート。平日は午後1時から同7時まで土曜日や学校休業日などは午前7時から午後7時まで対応する。
この日の開所式では約90人が出席。原田眞樹町長が「地区の子どもたちがさらに元気に、健全に成長することを祈念する」、渡邊理事長が「誕生したばかりの施設をみんなで育てていって」とそれぞれあいさつした。来賓あいさつに続き、児童を代表して、いずれも余目二小6年の伊藤勇翔さん(11)と大川宙楽さん(11)が「新しい学童でたくさん友達と遊びたい」「友達や先生たちと笑顔で元気に遊びたい」と述べた。
その後児童が感謝の気持ちを込めて折り紙で作った飾りを来賓らにプレゼント。閉会後は新施設で見学会が開かれた。