2009年(平成21年) 9月1日(火)付紙面より
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鶴岡小型船舶安全協会(齋藤賢作会長)の会員と家族たちが30日、鶴岡市の加茂水産高校裏の海岸にヒラメの稚魚を放流した。
海釣り愛好者でプレジャーボートを所有する人たちで組織する同会は約20年前から毎年、水産資源保護活動の一環でヒラメを放流している。
この日は会員とその家族合わせて約40人が参加。鶴岡市三瀬の県栽培漁業センターで今年5月にふ化した体長約8センチのヒラメ約5000匹が同センターからトラックで運ばれ、参加者たちは波打ち際までバケツリレーし、「元気でね」とそっと海に放していた。
齋藤会長は「この活動が資源保護だけではなく漁獲量増加にも貢献できれば。今日放したヒラメが大きく育ち何年後かに再会できることを期待したい」と話していた。
鶴岡小型船舶安全協会の会員と家族がヒラメの稚魚を放流した
2009年(平成21年) 9月1日(火)付紙面より
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庄内地方の小中学生たちでつくる「ジュニア箏アンサンブル庄内」のメンバーが、9月19日に鶴岡市文化会館で開かれる「邦楽と舞のつどい」の出演に向けて練習に励んでいる。
ジュニア筝アンサンブル庄内は、三川町出身の筝演奏家、高橋理香さん(新潟県加茂市在住)が今年4月に発足させた。現在は高橋さんが主宰する筝教室の門下生などの小学2年から中学2年までの女子14人、男子2人の計16人が参加。月1、2回ペースで鶴岡市中央公民館などで高橋さんの指導の下、練習を積んでいる。
本番を間近に控えた30日は中央公民館で練習が行われ、メンバー約10人が参加。高橋さんから「曲に合わせて演奏するスピードを考えて」などとアドバイスを受けながら、演奏予定の「春の海」「お江戸日本橋とおりゃんせさくらメドレー」などの曲目を真剣な表情で何度も繰り返し、演奏していた。
高橋さんは「今回出演するのは会の活動の第一歩。これをきっかけに本格始動していく。多くの子供たちに参加してもらい、音楽の素晴らしさを伝えていきたい」と話していた。
「邦楽と舞のつどい」は19日午後1時半開演。ジュニア筝アンサンブル庄内のほか、尺八の鶴岡竹友会、日本舞踊の藤靜会、鶴岡江戸川交流合唱団が出演する。入場料1000円(高校生以下無料)。問い合わせ高橋さん=電090(9425)8824=へ。
本番に向けて筝演奏の練習に励むジュニア筝アンサンブル庄内のメンバーたち=30日、鶴岡市中央公民館