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荘内日報ニュース


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2018年(平成30年) 2月1日(木)付紙面より

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水道管凍結・破裂相次ぐ 水抜き栓操作で防止呼び掛け

 強い寒波による1月24日からの厳しい冷え込みで、庄内地域の広い範囲で水道管の凍結や破裂が相次ぎ、住民生活に影響が出ている。鶴岡市では水道工事業者が凍結・破裂に対応した件数が合わせて1000件、酒田市では700件を超えており、業者側の対応が追い付かない状況。業者側からは「近年ないこと。災害として捉えている」との声も聞こえる。山形地方気象台によると、今後10日間程度は平年に比べ気温が低い日が多くなる見込みで、各市町は水抜き栓の操作による凍結・破裂防止を呼び掛けている。

 鶴岡市は30日午後、凍結・破裂の多発を受け、関係部長による緊急の対策連絡会議を開き、対応を協議した。同市上下水道部によると、24日夜から水道管凍結の電話連絡が同部に多く寄せられるようになった。30日午前中までに、同部にあった市民からの問い合わせは凍結218件、破裂203件で、水道工事業者からの報告では凍結対応620件、破裂対応441件に上っている。1業者当たり30―50件以上の対応に追われ、対応待ちの家庭も多いという。

 気象庁のデータでは、鶴岡、酒田ともに24―26日に最低気温が氷点下6度前後となり日中も最高気温が氷点下の真冬日が続いた。その後、28日に冷え込みが緩んだため、凍結して破裂した水道管からの水漏れが多発したとみられる。両市によると水道水の配水量が例年の1・5倍ほどに急増しており、破裂による漏水や凍結防止のための蛇口からの水の出しっ放しが原因とみられ、家庭への水道給水や消火用水確保への影響も懸念されている。

 鶴岡市は緊急の対策連絡会議で、水道配水池の水位の監視体制を強化するとともに、市の防災行政無線や消防車両、ホームページなどで凍結・破裂防止の広報実施を決めた。注意点として▽水抜き栓の適切な操作▽凍結した場合は、部屋を暖めて蛇口をタオルで覆ってお湯を掛ける▽破裂した場合は、水抜き栓を閉めて水を止め、近くの業者に修理を依頼する―などを挙げている。

 鶴岡市では水抜き栓の位置や操作方法が分からない場合などは、相談窓口となる市上下水道部=電0235(23)7731=へ問い合わせてほしいと呼び掛けている。同市は「業者が凍結・破裂に集中して対応できるよう、市発注工事の工程を変更するなどの対策も検討する」と話している。


2018年(平成30年) 2月1日(木)付紙面より

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あつみ小から鹿児島・笠木小へ贈り物

 鶴岡市のあつみ小学校(後藤誠校長、児童208人)の1、2年生が31日、姉妹校として交流する鹿児島県曽於市(旧大隅町)の笠木小学校への雪送り作業を行った。同校のグラウンドに積もった雪を丁寧にすくい、箱に詰めた。

 雪送りは、あつみ小へ統合した旧福栄小で1998年に始まった行事。150年前の戊辰の役で旧大隅町の岩川私領五番隊が、旧温海町関川で庄内藩と激戦を繰り広げたという歴史を縁に、96年から両町の交流がスタート。福栄小と笠木小では2000年から年賀状や手紙の交換などを通して交流を深め、06年には姉妹校盟約を締結。交流の一環として南国の子どもたちが喜ぶようにと、雪送りを毎年続けてきた。16年に温海地域の温海、五十川、山戸、福栄の小学校が統合して誕生したあつみ小でも姉妹校の交流を引き継いでいる。

 例年旧福栄小で雪を採取しているが今回は校内でのインフルエンザの流行もあり、あつみ小で実施。参加した1、2年生合わせて約50人が、雪のふわふわ感を損ねないように下敷きで丁寧にすくい、かわいらしいイラストで飾った発泡スチロールの箱に詰めた。

 福栄地区に住む2年生の野尻菜智さん(8)は「山あいの福栄より、海側の温海の雪の方がもっとふわふわ。雪合戦や雪だるま作りで楽しんでもらいたい」と話していた。

 今回の雪送りでは、笠木小に10箱のほか、昨年から桜島大根を届けてもらうなどして交流する鹿児島市立東桜島小学校にも5箱をプレゼント。いずれもこの日の午前中にクール便で発送。鹿児島には2月2日に届くという。

優しく雪を箱に詰めるあつみ小の子どもたち
優しく雪を箱に詰めるあつみ小の子どもたち



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