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2018年(平成30年) 11月11日(日)付紙面より

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鶴岡の名工に3人

 「城下町・鶴岡の名工」としてたたえられる、本年度の鶴岡市卓越技能者表彰の受賞者が決まった。受賞するのは▽小野寺光廣さん(73)=瓦ふき工、平成町▽佐藤昌安さん(77)=和菓子製造工、本町一丁目▽三浦淳志さん(53)=フラワー装飾師、宝田二丁目=の3人。表彰式は26日に同市の「新茶屋」で行われる。

 市卓越技能者表彰制度は旧鶴岡市が1985年、城下町・鶴岡に伝わる伝統的な技能などを尊重し、技能者の地位向上や技能水準を高めることを目的に創設した。2005年度の合併後は対象を新市域に拡大して継続。旧市時代から昨年度までに計129人の「鶴岡の名工」が受賞している。

 今回が34回目。市内の関係団体から推薦を受け、有識者で組織する選考委員会が3人を選び、市が決定した。

 小野寺さんは50年以上にわたり一般住宅や出羽商工会館など施設の瓦の施工を手掛けている。瓦ふき技能検定委員を21年間務め、主席検定委員に就いた経験も持ち、後進の指導にも長年取り組んでいる。強風や酷暑の中での安全管理を徹底するなど職人の作業環境向上にも気を配りながら、現在も現場で活躍している。

 佐藤さんは東京で洋菓子の製法を学び、家業を継ぐ中で和菓子の製法を習得し、高い技能と経験に基づく品質の高い和菓子を製造、販売。洋酒を使った商品や、鶴岡伝統の菓子を新たな風味に加工するなど工夫を凝らしたオリジナル商品を生み出している。学校の調理実習講師も務め、菓子作りの楽しさを伝えている。

 三浦さんは生花店経営、展覧会やフラワーアレンジメント教室の開催など幅広く事業を展開。作品は植物本来の生態を生かす技法が特長で、技能グランプリでの内閣総理大臣賞受賞など、全国レベルで高い評価を得ている。技能指導の面でも多くの功績があり、フラワーアレンジメントの魅力を広く発信している。


2018年(平成30年) 11月11日(日)付紙面より

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湿地の資源、恵みに感謝 鶴岡「ほとりあ里山マルシェ」にぎわう

 鶴岡市馬町の市自然学習交流館「ほとりあ」で10日、里山の恵みを活用し自然と触れ合う「ほとりあ里山マルシェ」が開かれた。大勢の親子連れなどが訪れ、湿地の資源を活用したクラフトなどの催しを楽しんだ。

 ほとりあ周辺にある都沢湿地周辺の保全と活用を推進する庄内自然博物園構想推進協議会(櫻井修治会長)が主催して、2012年のほとりあ開館以来毎年実施している自然体験イベント。

 今年は大山上池・下池のラムサール条約登録湿地10周年記念事業として実施。「わたりどり」をテーマに、絵画・塗り絵コンテストの作品展示や、水鳥のペーパーウエートやお面作り、周辺の田んぼでコハクチョウの「落穂拾い」を見学するバスツアーのほか、下池の水で栽培した「ひとめぼれ」のおにぎり振る舞いや、下池産稲穂のリース作りなど湿地の恵みを活用したクラフトワークショップ、草木染やザリガニスープの庄内風芋煮の販売なども行われた。

 あいにくの雨となったが、午前中から来場者でにぎわい、多彩な催しを楽しんでいた。バスツアーに参加した五十嵐美憂さん(10)=大山小4年=は、「灰色の赤ちゃん白鳥も見つけた。大山の田んぼにはたくさんの白鳥がいて、誇りに思う」と話していた。

大勢の親子連れでにぎわったほとりあマルシェ
大勢の親子連れでにぎわったほとりあマルシェ



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