2022年(令和4年) 5月1日(日)付紙面より
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鶴岡市の2021年成人式が30日、2年ぶりに荘銀タクト鶴岡で行われた。振り袖やスーツ姿の男女が参加し、大人の自覚を新たにした。
対象は2000年4月2日から01年4月1日に生まれた1254人。11の中学校区を午前の部(鶴岡一、鶴岡四、鶴岡五、藤島、櫛引)と午後の部(鶴岡二、鶴岡三、豊浦、羽黒、朝日、温海)に分けて実施した。
午前の部には男性129人、女性106人の合わせて235人が参加。皆川治市長が「令和3年の成人式を迎えることができた。この日を機会に新たな交流のきっかけになってくれればうれしい。皆さんには小さなことでもいいので、ふるさと鶴岡のために貢献してくれることをお願いしたい」とあいさつした。京田小6年の前田泰輝(たいき)さん(12)と齋藤杏奈さん(11)が「これからも夢に向かって大きく羽ばたいてください」とメッセージを送った。
成人を代表して東北公益文科大学4年の佐藤択哉さん(21)=鶴岡市下山添=は「2度の延期を経て成人式を迎えることができたことをうれしく思う。自分の言動に責任を持ち感謝の気持ちを忘れず努力を続けていきたい」と誓いの言葉を述べた。式典後は各出身中学校ごとに記念撮影に臨み、旧交を温めた。
22年の成人式は11月20日に予定
2022年の成人式は11月20日に荘銀タクト鶴岡で予定する。
2022年(令和4年) 5月1日(日)付紙面より
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鶴岡市の湯田川温泉街で29日、にぎわい創出イベント「湯田川温泉万博」が始まった。湯田川名産の孟宗(もうそう)竹で竹細工ができるワークショップや、キッチンカーなどの食べ歩きを楽しみながら温泉街を遊歩できる。8日(日)まで毎日、午前11時―午後6時に開催する。
地域の活性化と観光促進のために活動する「湯田川まちづくり実行委員会」が企画した。昨年7月に続き2回目の開催。昨年7月は土日祝日に10日間開催し、来場者は5000人を超えた。今回は期間中、キッチンカーを含め庄内地域のさまざまなジャンルの約70店が出店し、同温泉街を盛り上げる。出店者を探すため、同委員会メンバーがなじみの飲食店などに協力を呼び掛けた。協力を求められた方もさらに他店に協力を募り、つながりの輪が広がっていった。
初日の29日は温泉街のメインストリートにパン店、菓子店、飲茶店などの8店が特設テントを設け、未利用地エリアにはラーメンやデザートなどのキッチンカー7台が出店。空き倉庫を活用したワークショップ&フリマエリアには孟宗竹で水鉄砲などを作る竹工作教室、女子児童向けのアクセサリーショップなど11店がブースを設けた。他にも古着店や雑貨店、マッサージ店の出店、音楽ライブやダンスパフォーマンスなどがあり、幅広い楽しみ方ができる「万博」に大勢の人が訪れた。
子ども連れの来場者も多く、温泉街では笑い声が飛び交っていた。小学生の子どもと訪れた伊藤志保さん(40)=同市淀川町=は「子どもも一緒に楽しめて良かった。最近イベントが少ない中、こういうことを企画してくれるのはありがたい」と話した。
湯田川地区の住民やゆかりの人でつくる同委員会の村上直人代表(42)は「飲食だけじゃない、庄内のあらゆるアミューズメントが楽しめる。来て損はしないので、この週末はぜひ湯田川に足を運んでほしい」と、「万博」への来場を呼び掛けていた。