2022年(令和4年) 6月26日(日)付紙面より
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鶴岡市の羽黒高校(加藤和司校長、生徒766人)で23日、同校の創立60周年記念式典が行われ、在校生や教職員などが節目の年を祝った。
同校は1962(昭和37)年に羽黒工業高校として創立。89(平成元)年に羽黒高校に改称した。今春までに1万5398人の卒業生を輩出している。
この日、全校生徒や同校の元教員、市内の各高校の校長など約850人が出席。学校法人羽黒学園の牧静雄理事長は冒頭あいさつで、同校が力を入れている企業と連携した探求学習などの取り組みを紹介し、「生徒の持つ可能性は無限大。その力を引き出すため、われわれ教職員は愛情と情熱を持って根気強く生徒と向き合い、羽黒学園はこれからもまい進していく」と述べ、生徒会長の日向錬輔さん(3年)は「これまで先輩方が残してきた伝統を受け継ぎ、新しい世代に羽黒高の素晴らしさを残せるよう、日々努力していく」と決意を語った。
式典終了後、シドニー五輪の水泳競技に出場した萩原智子さんによる記念講演が行われ、生徒たちに夢を持つことの大切さや自分自身に打ち克つためのアドバイスなどを語った。
2022年(令和4年) 6月26日(日)付紙面より
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創立95周年を迎えた庄内町の庄内総合高校(池田理校長)の創立記念式典が24日、同校で行われ、関係者が節目の年を祝った。
同校は1927(昭和2)年、余目実科女学校として設立・開校。49(同24)年に県立余目高校となり、97(平成9)年に現校名に改称。今年からは県内初の全日制、昼間定時制、通信制の3課程を併設する高校として新たな歩みを始めた。個性と主体性を大きく育てる校風は、学業はもとよりスポーツ関係でも大きな実績を残している。
この日の記念式典は、同校体育館で行われ、生徒と教職員ら約220人が参加。校歌の演奏に続き、池田校長が「本校は開校から今日まで地域から愛され、期待される学校として、これまで1万2000人を超える卒業生を送り出してきた。そして、これまでの全日制に昼間定時制、通信制が加わり、多様な学習ニーズに対応する新高校となった。3課程の生徒がいる学校生活の中、互いを認め合い、多様性を尊重し、人との関わりを大切にする生徒を育てていきたい」と式辞、土門敦同窓会長が「一時は存続が危惧されたが、関係者の努力と献身的な活動により、今日に至っている。生徒の皆さんは先輩が築いてきた伝統と歴史を引き継ぎ、さらに深いものにしていってほしい」と祝辞を述べた。
式典終了後は、同町で音楽普及活動に取り組んでいる町地域おこし協力隊員の飯田陽子さんら3人が「庄内町のイマを知る―庄内総合高校との関わり」と題して記念講演した。