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2017年(平成29年) 2月2日(木)付紙面より

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誤嚥の予防・改善に一役

 楽しみながら口の筋肉を鍛える予防医療スポーツプログラム「くちビルディング」の福栄大会が31日、鶴岡市の木野俣集落センターで開かれた。参加した高齢者25人が口の筋肉を動かす競技を体験し、積極的な口内ケアの大切さを学んだ。

 食べ物や唾液などが気管や気管支内に流れ込む誤嚥(ごえん)による肺炎は死亡リスクも高く、特に口の筋肉が衰えた高齢者に起こりやすいとされる。「くちビルディング」はこうした疾患や全ての世代が抱える食生活に関する問題を、口を鍛えるスポーツ競技や遊びを通して予防・改善してもらおうと、2014年に設立された一般社団法人「グッドネイバーズカンパニー」(GNC、東京都)が全国各地で開催。

 今回の福栄大会は、県の「高齢者等の活動拠点創出事業」を受け、木野俣自治会(五十嵐正直会長)と福栄地区の鶴岡市地域おこし協力隊の協力で開催した。

 この日は、GNC社員で遊佐町の地域おこし協力隊の藤川かん奈さん(24)のほか、東北公益文科大や山形大の学生合わせて6人もスタッフとして参加。

 参加した高齢者らは、水で湿らせた海苔(のり)を鼻の下に貼り付け、舌の力だけで素早く食べる「黒ひげペロリ」と、梅干しの種を口から飛ばして飛距離を競う「飛ばシード」の2種目に取り組んだ。

 海苔を付けた顔を見ては互いに笑い合い、飛ばシードでは「入れ歯飛ばすなよ」といった声が飛び交うなど会場は終始にぎやかな雰囲気に包まれていた。参加した野尻梅子さん(73)は「普段から意識してかむ回数を増やすなどしている。今日は楽しく鍛えられて良かった」と話していた。

 最後に藤川さんは「毎日トレーニングすることが大事。最強のくちビルダーを目指して」と呼び掛けた。

 福栄大会は13日(月)も午後2時から同センターで行われる。問い合わせは同センター=電0235(47)2320=へ。

口の筋肉を動かす独特な競技に参加者から思わず笑いがこぼれた
口の筋肉を動かす独特な競技に参加者から思わず笑いがこぼれた


2017年(平成29年) 2月2日(木)付紙面より

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ふわふわ雪に友情込めて あつみ小から鹿児島笠木小へプレゼント

 鶴岡市のあつみ小学校(生田浩樹校長、児童218人)の1、2年生が1日、旧福栄小のグラウンドで、鹿児島県曽於市(旧大隅町)の笠木小学校への雪送り作業を行った。福栄小で長年続けられていた行事を引き継いだもので、「これからもよろしくね」などのメッセージが添えられた箱にふわふわの雪を詰めた。

 戊辰の役で旧大隅町の岩川私領五番隊が、旧温海町関川で庄内藩と激戦を繰り広げた歴史を縁に、1996年から両町の交流が始まった。福栄小と笠木小では2000年から年賀状や手紙の交換などを通して交流を深め、06年には姉妹校盟約を締結。交流の一環として南国の子どもたちが喜ぶようにと、雪のプレゼントを毎年続けてきた。

 福栄小が昨年、温海地域の温海、五十川、山戸の小学校と統合してあつみ小となった後も、笠木小からは春にサツマイモの苗が届くなど交流は続いているという。

 この日は、1、2年生66人が参加。初めに温海川自治会の忠鉢孝喜会長が「鹿児島の子どもたちは雪を楽しみにしているはず。雪と一緒に皆さんの温かい気持ちも詰めましょう」とあいさつ。雪詰め作業で児童たちは、グラウンドに降り積もったきれいな雪を両手で優しくすくって箱へ。いずれの箱にも「あつみは雪がいっぱい積もっています」「いろんな景色が真っ白できれいだよ」「これから仲良くしていこうね」との手書きのメッセージを添えた。

 昨年度は福栄小の1年生として雪を送ったという伊勢来夢君(8)は「雪送りが続いて良かった。雪で楽しく遊んでもらいたい」と話していた。

 今回の雪送りでは、笠木小に10箱のほか、小ミカンや桜島大根を届けてもらった鹿児島市立東桜島小学校にも6箱をプレゼント。いずれもこの日の午前中にクール便で発送した。

両手で優しく雪を箱に詰めるあつみ小の子どもたち
両手で優しく雪を箱に詰めるあつみ小の子どもたち



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