2021年(令和3年) 12月21日(火)付紙面より
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国の重要無形民俗文化財に指定されている黒川能の「蝋燭(ろうそく)能」が18日夕、鶴岡市黒川の春日神社で行われた。新型コロナウイルス感染防止のため観客は入れないが、ユーチューブで初めてライブ配信した。
蝋燭能は「一貫目(いっかんめ)」と呼ぶ特大ろうそくの明かりで黒川能を演じる。2年ぶりの上演となった演目は狂言「千鳥」と能「獅子」。舞台の周りに10本の一貫目ろうそくを配置し、今回は上座の能役者が演じた。
能役者は厳かな雰囲気の中で、頭を回したり体を回転させるなど動きの激しい能番組として知られる「獅子」を奉納上演した。約2時間にわたる模様は映像編集した後、年内にも再び動画配信(ユーチューブで黒川蝋燭能で検索)する。
2月1日から2日にかけて行われる春日神社最大の祭典「王祇祭」で演じる番組(狂言・能)は年明け早々にも発表される。