2025年(令和7年) 2月22日(土)付紙面より
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鶴岡市の櫛引西小(佐藤奈保子校長)の「いきいき櫛引プレゼンテーション」が19日、同市の櫛引生涯学習センターで開かれた。6年生30人が昨年4月から「総合的な学習」を活用し櫛引の課題解決に向けて考えてきた成果を発表した。
この日は3~7人のグループをつくって取り組んできた結果を櫛引庁舎の職員にプレゼンテーションした。このうち「櫛引のよさを生かして観光客を増やす―」をテーマにしたグループはゆ~Townで朝風呂に入る→近くの運動公園でお散歩→観光果樹園でフルーツ狩りを楽しむ→昼食は宝谷地区名物の「宝谷そば」を食べる→午後は産直あぐりでお土産を買う→夜ご飯は「なるみ」で―と櫛引エリアを満喫する旅を提案した。
「環境を大切に櫛引の特徴を主張する―」の班は「地域全体でごみ拾い大会と自然写真大会を企画して櫛引を多くの人に知ってもらうようSNSで発信する」と報告した。
アドバイザー役として参加した櫛引庁舎・各担当課の職員は「現状と課題をよく調べて、考え合ったことを上手にまとめたと思う」「皆さんの提案を参考により良い地域づくりにつなげたい」と評価した。
環境をテーマにした伊藤結雅君(12)は「自分たちが生まれ育った櫛引を見つめる機会になった。これからも『古里』に関心を持ちたい」と話した。