2025年(令和7年) 2月22日(土)付紙面より
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「三川誕生70周年記念式典」が21日、三川町のなの花ホールで開かれた。町民ら関係者合わせて約140人が出席。阿部誠町長が行政運営や社会教育の充実に力を注いだ町政功労者(5個人1団体)を表彰した。
三川町は1955(昭和30)年、当時の横山村、東郷村、押切村の3村が合併して誕生した。これまで、方言で町おこしにつなげようと企画した「全国方言大会」は、各方面から高い評価と注目を集めた。1990年には温泉施設「田田」がオープン。田田と連携した宿泊施設や産直「マイデル」、イベント会場「なの花ホール」を整備し、交流人口と関係人口の拡大を図った。雇用促進に向けた産業団地を造成。宅地造成にも取り組み、子育て世代を中心とした若者の定着を進めている。
この日は、みかわ幼稚園児31人の合唱で幕開け。参加者全員で町民憲章を唱和した後、阿部町長が「先人のたゆまぬ努力に感謝したい。今後も政治、経済、産業、交通の要所としての役割を果たすよう三川町の発展に努力していきたい」と式辞した。記念公演では横山出身のピアノ奏者・佐藤昌仁さんの演奏でソプラノ・竹下裕美さんが美しい歌声を披露し華やかに70周年を祝った。席上、表彰された町政功労者は次の通り。
▽工藤秀敏(押切中町町内会)2009年から8年間、副町長として地方自治の振興に貢献
▽鈴木孝純(横山上町内会)2010年から13年間、教育長として学校・社会教育の充実に尽力
▽青木桂(押切中町町内会)2003年から4年間、教育長として、07年から9年間、教育委員長として学校・社会教育の充実に貢献
▽須藤榮弘(土橋町内会)2004年から18年間、保護司として更生保護に尽力。その間、5年間にわたり鶴岡田川地区保護司会三川町分会会長として社会福祉に貢献
▽五十嵐慶一(猪子町内会)2009年から14年間、振興審議会委員として地方自治の振興に尽力
▽三川町山野草愛好会=2005年度から現在まで町文化交流館アトク先生の館にある山野草園の適切な管理を行っている。ガイドを通じ町の歴史や文化、観光振興にも寄与