2025年(令和7年) 3月1日(土)付紙面より
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三川町は、三川誕生70周年を記念したガイドブック「なかなか三川町」を作った。町民から募集した「三川のおすすめスポット」や町内のグルメ情報を満載。楽しく読める一冊にした。
ガイドブックはB5判22ページ。町の歴史を振り返る特集では、1873(明治6)年に完成した「蛾眉橋(がびきょう)」が、どのように名付けられたのかエピソードを紹介したり、今では懐かしい赤川が増水すると沈む「もぐり橋」の写真を配した。
1983(昭和58)年に始まった「菜の花まつり」では、ともに「菜の花むすめ」に選ばれた親子が登場。母で第4代の高橋涼子さんと娘で第35代・りんさんが、菜の花畑で笑顔を見せている姿が映し出されている。
涼子さんは「昭和62年当時、私が勤めていた会社の業務命令で応募したが、まさか30年の月日を経て娘が『菜の花むすめ』になるとは思わなかった。お互い貴重な体験となった」とメッセージを寄せている。
おすすめスポットのページでは「飛行機の飛ぶ姿が間近に見られるところ」「月山とのコラボレーションがきれいな土橋堤防の桜並木」といったビューポイントを紹介している。
グルメコーナーでは「大井餅や」「幸栄堂」「ビストロ・デ・ポン」「豚串・焼肉ぶーちゃん」をピックアップ。このほか「麺絆 英」のラーメン、「Kitchen Aizu」の洋食、「三川寿し福仙」のかつ丼、「茂一そば」の合盛り(麦切りとそば)といった各店の名物メニューを掲載した。
ガイドブックは計1万5000部作成。町内全戸に配布したほか、町内外の公共施設や観光施設に置いて自由に持ち帰ることができる。企画・編集に携わった企画調整課の担当者は「三川町の隅々まで分かるような一冊にした。ブックを片手に町内の散策や行楽に使ってもらえればうれしい」と話している。