2025年(令和7年) 2月27日(木)付紙面より
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鶴岡市朝日地域の魅力を生かす取り組みを中学生が主体となって考えようという「朝日中学校地域語り合い」の交流編が24日、朝日中央コミュニティーセンターで行われた。昨年10月に朝日中央地区自治振興会が主催して開催した朝日中生全員による地域語り合いの後継プログラムで、今回は中学生有志が移住者の話を聞いたり、自分たちが実現したいことなどの具体策を地域の人たちと共に考えた。
同振興会は一昨年から東北公益文科大大学院の地域福祉を学ぶ「プロジェクトa」受講生らの協力で、地区公民館単位や朝日中での語り合いを行ってきた。これまでは課題や要望を出すにとどまっていたが、本年度は前回の語り合いをさらに現実味を帯びたものにしようと交流編を開催。朝日中から7人が参加したほか、同地域出身の公益大生をはじめ移住者や自治振興会役員、地区コミセン職員、プロジェクトa受講生ら30人が参加。午前中は他県などから朝日地域に移住した3人の話を聞き、朝日の魅力を再確認。午後からは中学生ワークショップとして、全員が3つの班に分かれ、自分がやってみたいことや挑戦したいビジョンを中学生が発表し、先輩たちのアドバイスを受けながら、実現するための方策を考えた。
出された案は▽中学生が主催するイベント開催▽食の博物館づくり▽ホームページやインスタなどで朝日の魅力発信▽カラオケ施設やカフェづくり―など。その中でイベント開催を考えた生徒は「自然と関わるものがいいとアドバイスを頂き、山菜採りのイベントを考えた。若い人も山菜を知ることができる。場所は『朝日かるた』にもある八久和山がいいと思う」と話し、「山菜フェスティバルとして広められれば」と具体的に夢を語った。
同振興会では「取り組みを来年度も継続させ、アイデアを実現させたい」と話していた。