2017年(平成29年) 11月5日(日)付紙面より
ツイート
本年度で閉校となる鶴岡市立長沼小学校(成澤和則校長、児童44人)の閉校式が4日、同校で行われ1874(明治7)年の創立以来144年の歴史に幕を閉じる。
同校は金龍山長雲寺に長沼学校として創立。長沼尋常小学校、長沼国民学校などを経て1947年に村立長沼小、54年に藤島町立長沼小、2005年に現名称となった。少子化に伴い来年4月に藤島小と統合する。
閉校式は全児童と教職員、保護者、地域住民、来賓など約320人が出席。加藤忍教育長が来年3月31日で閉校することを宣言。皆川治市長が式辞で「長沼小の歴史と伝統を受け継ぎながら新しい藤島小で勉強やスポーツに励み、心と体を鍛えて大きく成長して」、成澤校長があいさつで「閉校はつらいことだが、希望を持って大きく羽ばたけば幸せが訪れる。藤島小や藤島中に行っても古里・長沼を誇りに思い夢に向かって努力することを心から願う」とそれぞれ述べた。
児童代表の岩浪萌香さん(6年)は学校生活を振り返り「144年の歴史は今年で閉じられるが、思い出は掛け替えのない宝物として残る。未来を見つめて真っすぐに進んでいきたい」と語った。
式典に続いて、児童発表や鶴岡北高との音楽交流会、記念碑の除幕が行われた。