2021年(令和3年) 11月3日(水)付紙面より
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鶴岡市の藤島小学校(今野新一校長、児童295人)の伝統行事「すずかけ清掃」が1日、学校周辺の道路で行われ、全校児童が藤島ライオンズクラブ(LC、会員47人)のメンバーと一緒に道路に散らばっている落ち葉などをかき清めた。
1989年度から例年この時期、日ごろ周辺の人たちにお世話になっていることへの感謝を示す地域ボランティア活動として実施している。2014年度からは藤島LCも地域貢献の一環で参加し、落ち葉の運搬などを手伝っている。この日は会員15人が参加した。
子どもたちは縦割り班に分かれ、学校や隣接の藤島中、市藤島庁舎周辺の道路で、竹ぼうきや熊手、ちり取りなどを持ち、LCクラブ会員たちと一緒に、街路樹から落ちた枯れ葉を集めごみ袋に入れた。葉っぱだらけだった道路は見る見るうちにきれいになった。
6年生の日向野真斗君(12)は「毎年、地域の人たちに感謝を込めて清掃している。普段は竹ぼうきを使わないので、うまく掃くのは難しいが、道路がきれいになるとうれしい」と話した。
藤島LCの上鉢功一会長(51)は「子どもたちと一緒の活動で、われわれが元気をもらっている面もある。子どもたちにも、大人が一緒に取り組む姿を見てもらうのはいいことでは」と話した。