2025年4月11日 金曜日

文字サイズ変更



  • プリント用表示
  • 通常画面表示

荘内日報ニュース


日付の新しい記事へページを移動する日付の古い記事へ
  • ニューストップ
  • 最新記事
  • 戻る

2025年(令和7年) 2月23日(日)付紙面より

ツイート

遊佐町“古希”祝う 記念式典 79個人・団体たたえ表彰

 遊佐町合併70周年記念式典が21日、町生涯学習センターで行われた。町民ら関係者約200人が出席。さまざまな出来事を乗り越え現在に至った町の“古希”を祝った。合併した8月1日に合わせ昨年の同日に式典を行う予定だったが、豪雨災害の復旧作業のため延期されていた。

 この日は遊佐混声合唱団が、1983年から交流を継続しているハンガリーで第2の国歌として親しまれているという「夕ぐれの祈り」を原語で披露。引き続き遊佐町子ども合唱団「スマイルキッズ」と共に「遊佐讃歌」を歌い上げ開幕した。

 松永裕美町長が「町民と手を取り合い、本町の末永い発展を歴史として築き上げていくことを誓う」と式辞。自治や行政、教育、産業、社会福祉などの振興に功労のあった79個人・団体を表彰した。

 ハンガリーのオルネル=バーリン・アンナ駐日特命全権大使が、ハンガリーの歌で歓迎してくれたことに感謝を表した上で、「遊佐町とハンガリーの40年を超える交流は相互理解のために非常に大事。大使としてうれしく思う」と祝辞を述べた。

 遊佐町は54(昭和29)年、当時の遊佐町と蕨岡、稲川、西遊佐、高瀬、吹浦の5村が合併し誕生した。町のシンボルとする鳥海山、白砂青松の海岸、胴腹の滝や丸池に代表される数多くの湧水とそれらが稲を育む広大な田園、本州で最多を誇るサケの遡上(そじょう)数など多種多様で豊富な資源を有する。

 2020年12月に日本海沿岸東北自動車道が遊佐比子インターチェンジまで延伸され高速道路が初めて町内に達した。沖合で進む洋上風力発電事業は昨年暮れ、大手商社の丸紅や丸高(酒田市)など5社で構成する事業者が選定され、近く海底地盤調査が開始される見通しなど順調に推移している。

 一方、人口は合併時の2万5543人から1万2157人(昨年末現在)まで減っており、他自治体同様に人口の減少率緩和が大きな課題になっている。

町合併70周年を祝い遊佐混声合唱団と「スマイルキッズ」のメンバーが「遊佐讃歌」を高らかに歌い上げた
町合併70周年を祝い遊佐混声合唱団と「スマイルキッズ」のメンバーが「遊佐讃歌」を高らかに歌い上げた



日付の新しい記事へページを移動する日付の古い記事へ

記事の検索

■ 発行月による検索
年  月 

※年・月を指定し移動ボタンをクリックしてください。
※2005年4月分より検索可能です。

  ■ キーワードによる検索
   

※お探しのキーワードを入力し「検索」ボタンをクリックしてください。
※複数のキーワードを指定する場合は半角スペースを空けてください。

  • ニューストップ
  • 最新記事
  • 戻る
ページの先頭へ

ニッポー広場メニュー
お口の健康そこが知りたい
気になるお口の健康について、歯科医の先生方が分かりやすく解説します
鶴岡・致道博物館 記念特別展 徳川四天王筆頭 酒井忠次
酒井家庄内入部400年を記念し、徳川家康の重臣として活躍した酒井家初代・忠次公の逸話を交え事績をたどる。
致道博物館 記念特別展 第2部 中興の祖 酒井忠徳と庄内藩校致道館
酒井家庄内入部400年を記念し、庄内藩中興の祖と称された酒井家9代・忠徳公の業績と生涯をたどる。
致道博物館 記念特別展 第3部 民衆のチカラ 三方領知替え阻止運動
江戸幕府が3大名に命じた転封令。幕命撤回に至る、庄内全域で巻き起こった阻止運動をたどる。
致道博物館 記念特別展 第4部 藩祖 酒井 忠勝
酒井家3代で初代藩主として、庄内と酒井家400年の基盤を整えた忠勝公の事績をたどる。
致道博物館 記念特別展 第5部 「酒井家の明治維新 戊辰戦争と松ケ岡開墾」
幕末~明治・大正の激動期の庄内藩と明治維新後も鶴岡に住み続けた酒井家の事績をたどる。
酒井家庄内入部400年
酒井家が藩主として庄内に入部し400年を迎えます。東北公益文科大学の門松秀樹さんがその歴史を紹介します。
続教育の本質
教育現場に身を置く筆者による提言の続編です。
教育の本質
子どもたちを取り巻く環境は日々変化しています。長らく教育現場に身を置く筆者が教育をテーマに提言しています。
柏戸の真実
鶴岡市櫛引地域出身の大相撲の元横綱・柏戸の土俵人生に迫ります。本人の歩み、努力を温かく見守った家族・親族や関係者の視点も多く交えて振り返ります。
藤沢周平の魅力 海坂かわら版
藤沢周平作品の魅力を研究者などの視点から紹介しています
郷土の先人・先覚
世界あるいは全国で活躍し、各分野で礎を築いた庄内出身の先人・先覚たちを紹介しています
美食同元
旬の食べ物を使った、おいしくて簡単、栄養満点の食事のポイントを学んでいきましょう
庄内海の幸山の幸
庄内の「うまいもの」を関係者のお話などを交えながら解説しています

株式会社 荘内日報社   本社:〒997-0035 山形県鶴岡市馬場町8-29  (私書箱専用〒997-8691) TEL 0235-22-1480
System construction by S-Field