2023年(令和5年) 11月14日(火)付紙面より
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バレーボール女子V1リーグのプレステージ・インターナショナルアランマーレのホーム開幕戦が11、12の両日、鶴岡市小真木原総合体育館で行われた。V1昇格後、初のホーム戦で大勢のファンが声援を送った。得点が決まると歓声に包まれ、チームとファンが一体となって会場を盛り上げた。
11日はデンソーと対戦。23―25で第1セットを落とした後、第2セットは中盤で逆転され、終盤はデュースを繰り返しシーソーゲームの末に29―31で激戦を落とした。
第3セットはサーブやブロックが効果的に機能し25―21と取り返したが、第4セットは相手の強打を抑えられず15―25と敗れた。この日、大会運営の公式発表では1500人超が会場を埋めた。
12日はNECと対戦。相手の高さに苦しみ、第1セットを18―25で落とした。続く第2セットは岡村南奈やメソマチのスパイク、バックアタックが効果的に決まったが23―25でわずかに及ばず。第3セットも粘りを見せたが24―26と接戦を落とした。2日目は前売りチケットが完売し、当日券の販売を取りやめるなど大勢のファンが集まった。
アランマーレは6連敗で順位は12位のまま。次戦は25日、兵庫県の加古川市総合体育館でJTと対戦する。
(11日の結果)
23―25
アラン1 29―31 3デンソー
マーレ 25―21
15―25
(12日の結果)
アラン 18―25
マーレ0 23―25 3NEC
24―26
2023年(令和5年) 11月14日(火)付紙面より
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「第2回鶴岡ごはん日本一決勝大会」が12日、鶴岡市の藤島体育館で行われた。一般審査員約100人の食味投票の結果、最優秀賞には47票を集めた青木博則さん(31)=南陽市=が輝いた。優秀賞には36票の加藤翼さん(35)=鶴岡市、優良賞には32票の齋藤学さん(44)=三川町=が入った。
就農10年以下の若手農家を奨励し、全国を代表する米どころ「鶴岡」をアピールしようと「鶴岡ごはん日本一実行委員会」(齋藤久実行委員長)が昨年初めて企画した。今年は鶴岡市をはじめ南陽市や米沢市の内陸から稲作農家34人がエントリー。先月下旬の分析機器による食味測定(水分、食味スコア、タンパク、アミロースなど)を経て8人が最終審査に残った。
決勝大会では8人が自慢の新米を出品。同じ基準の中で炊いて、会場に集まった老若男女の一般審査員が「一番おいしい」と思ったご飯に投票した。その結果、「ミルキークイーン」を出品した青木さんが最優秀賞にとなり齋藤実行委員長から表彰状と新車の軽トラックがプレゼントされた。
東京農大を卒業し実家で稲作づくりをして今年9年目の青木さんは「置賜を中心に栽培されているミルキークイーンは粘りが強くて冷めてもおいしいのが特徴。先輩農家の指導を受けてここまでこれたことに感謝したい。今後も農家の一人としておいしい山形の米を広める努力をしていきたい」と喜びを語った。
2023年(令和5年) 11月14日(火)付紙面より
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酒田飽海地区の大工らが加盟する酒田飽海建設総合組合(酒田市ゆたか三丁目、関川俊夫理事長)の木工教室が10日、同市の平田小学校(長澤和博校長)で行われ、組合員の指導を受けて6年生29人が地元産材を使ったDVDラック作りに取り組んだ。
同組合は酒田市と遊佐町の大工、左官、板金、塗装、設備など職人らで組織。地元産材を使った工作を通じ、木のぬくもりや良さ、製品を創作する喜び、達成感を感じてもらおうと毎年、両市町の小学校1校で木工教室を開いている。
この日は佐藤昭利技術部長(63)はじめ組合員7人が同校を訪問した。組合員がデモンストレーションをしながら「金づちを使う時は最初は平らな面で打ち、最後は丸い面を使うと板が傷まない」「日本ののこぎりは引いて切る」などと解説。その後、児童たちはきりで板に穴を開けたり、部材を組み合わせて金づちで釘を打ったり、真剣な表情で取り組んだ。
組合員が部材を支えたり、曲がった釘を抜いたりしながら作業。いち早く完成させた菅原湊翔(あつと)君(11)は「大工をやっているおじいちゃんの手伝いで木を使った作業をしたことがある。きれいにできてうれしい。手伝いも頑張りたい」と。佐藤部長は「木に触れ、芳香を嗅ぐことで心にもプラスになるはず。このような機会を通して木の良さを広く知ってもらいたい」と話した。
2023年(令和5年) 11月14日(火)付紙面より
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子どもたちにものづくりの楽しさを知ってもらう鶴岡工業高校(平山豊校長)の「鶴工ものづくり展示会」が11日、三川町のイオンモール三川で開かれた。ロボット操作や手作りの魚釣りゲーム、木質材を使ったミニチュアの家づくりなど、さまざまな体験ブースが並び、買い物途中の親子連れなどでにぎわった。
地域に開かれた工業高校として、子どもをはじめ広く市民にものづくりの楽しさを発信しようと2003年から毎年実施しており、今回で20回目を迎えた。機械や電気電子、情報通信、建築、環境化学の各科の生徒と教職員が参加し、展示やものづくり体験など各ブースで買い物中の親子連れなどに対応した。
展示コーナーにはAI画像認識のシステムをはじめLEDを施したオブジェ、電気自動車などがずらりと並んだ。特に電気自動車は、運転席に座った子どもたちを写真撮影し、オリジナルうちわに画像をプリントするサービスが行われ、親子連れの人気を呼んだ。
木質材ものづくりは、レーザー加工で家の形を施した木板に子どもたちが自由に窓や外装の色を塗り、木板を組み立ててつくる体験コーナー。ミニ家づくりに挑戦した押切小2年の齋藤翼君(8)は「お母さんと一緒に色塗りしてかっこいい家ができた。本当の家の玄関に飾ろうかな」と話していた。