2016年(平成28年) 8月21日(日)付紙面より
ツイート
酒田市平田地域に19―22日の3泊4日の日程で、東京都世田谷区の私立女子中高一貫校「田園調布学園」(西村弘子校長)中等部の生徒が農村生活体験「ひらたファームステイ」に訪れ、農作業や農村文化の体験を通じ住民と交流を深めている。
2003年度から地域住民による実行委員会(小林清実行委員長)と市が受け入れている。14回目の今年は中等部の全2年生203人が訪れ、2、3人ずつ市内の民家68戸にホームステイしている。2日目の20日午前は、各ホームステイ先や同市山楯地区の鳥海南麓山楯団地で農作業体験。うち山楯団地では47人が大根の種まきをした後、枝豆のさやをもいでゆで、その場で食べた。大きなボウル1杯分の枝豆を「おいしい」「おいしい」と、豆殻の山を築くグループもいた。
生徒の一人は「大根の種まきは土が軟らかいところや硬いところがあったりして難しかった。枝豆はさやをもいだ後、洗濯機で洗うのが意外。とても甘くておいしい」と話した。
同日午後は同市の東部中学校の生徒95人が加わり、13グループに分かれて川遊びやわら細工作り、庄内刺し子、竹細工、炭焼き、そば打ちなどを体験。21日はホームステイ先での生活体験などを予定。