2016年(平成28年) 9月7日(水)付紙面より
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飼料用カボチャ品種「アトランティックジャイアント」の重さを競う「おばけカボチャコンテスト」が5日、酒田市の北平田コミュニティセンター駐車場で開かれた。中には100キロを超える「大物」もあり、訪れた地区民は「でっけ」と大きさに驚いていた。
コンテストは、北平田地区の農家有志による「北平田農産物愛好会」(高橋辰雄会長)と、北平田コミュニティ振興会(石川正美会長)の主催。約20年前から毎年、愛好会員らが空き畑地を使ってアトランティックジャイアントを栽培、この時期に重さを競うコンテストを開催している。「遊び心で始めたもの」(高橋会長)という。
愛好会役員が育成した苗を栽培を希望する会員が受け取って育てる方式を取っており、今シーズンは地区内外の15人が栽培に挑戦した他、地元・平田小学校の1年生も参加。この日のコンテストには計約30点が出品された。一つ一つ重さを量った結果、127・70キロのカボチャを出品した土門啓治さん(布目)が3年ぶり4回目の優勝に輝いた。
高橋会長は「雨は少なかったものの、実を腐らせてしまった人が多くいる。何年たっても栽培は難しいようだ」と話した。会場ではこの他、カボチャを使ったランタン(ジャック・オー・ランタン)作り、カボチャの重さ当てクイズも行われ、運動会の振り替えで休日となった同校児童が挑戦した。