2016年(平成28年) 9月11日(日)付紙面より
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「第36回全国豊かな海づくり大会?やまがた?」が10日、酒田市の「さかた海鮮市場」周辺での関連行事「豊かな海づくりフェスタin酒田」で開幕した。同日午後には天皇、皇后両陛下が特別機で庄内空港に到着。11日は両陛下のご臨席の下、酒田市の希望ホールで式典、鶴岡市の鼠ケ関港で海上歓迎・放流行事が行われる。
「森と川から 海へとつなぐ 生命(いのち)のリレー」をテーマに、多様な自然環境と豊かな漁場に恵まれた庄内浜を次代に引き継ぐため、海洋環境の保全と水産資源の保護管理の推進を誓い、全国に発信する。10、11日の2日間、式典と海上歓迎・放流行事に漁業や水産関係者ら全国の招待者と地元関係者、計約1400人が出席する。県内での海づくり大会の開催は初。
開幕イベントとなった酒田市の豊かな海づくりフェスタは10日午前10時にスタート。県漁協女性部酒田支部のホタテやイカなどの浜焼きをはじめ、庄内浜文化伝道師協会によるバイ貝の酒煮、飛島地区の漁業者によるサザエのつぼ焼きなど、約60団体が地元農林水産物や加工品の試食・販売などのブースを開設し、大勢の家族連れらでにぎわった。同時開催の「酒田ラーメンエキスポ」にも長蛇の列ができた。
豊かな海づくりフェスタは11日も、さかた海鮮市場(午前10時―午後4時半)のほか、鶴岡市由良地区ふれあい広場(午前11時―午後4時)、遊佐町漁村センター・釜磯海水浴場(午前11時―午後2時)の計3会場で開かれる。