2016年(平成28年) 9月20日(火)付紙面より
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キャスター付きの事務用椅子に座り、商店街の特設コースを駆け抜ける「いす―1GP(いすワングランプリ)北庄内大会」が18日、酒田市八幡地域の観音寺商店街特設コースで開かれ、県内外から参戦した20チームが熱戦を繰り広げた。
「いす―1GP」は、京都府京田辺市の商店街が2010年に始めたイベント。全国への普及に伴って「日本事務いすレース協会」が組織され、競技方式を制定した。
酒田市内の青年有志12人による「八幡地域活性化グループ」(佐藤良平代表)が地域活性化策を探る中で同GPのことを知り昨年7月、新庄市内で行われた新庄大会に参戦。地域活性化に向けた事業の一つとして地元開催を決定し、実行委員会(池田近実行委員長)を立ち上げた。
この日は観音寺地区の旧メーンストリートを通行止めにして競技。午後1時に本戦の出走位置を決める30メートル走「ZERO―3」。午後2時からの本戦では、1チーム3人が交代で椅子に座り、1周200メートルのコースを2時間で何周できるか競い合った。
朝方までの雨も上がって心地よい風が吹く絶好のコンディションの中、選手たちは日頃から鍛えている脚力を披露。沿道には大勢の住民らが詰め掛け、「速いぞ」「頑張れ」などと声援を送っていた。