2016年(平成28年) 10月16日(日)付紙面より
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酒田市の中心商店街の秋まつり「酒田どんしゃんまつり」が15日、開幕し、大勢の家族連れなどが繰り出しにぎわっている。16日まで多彩な催しが行われる。
中町中和会、中通り、大通りの各商店街を中心にした実行委員会が1984年から続けている。「どんしゃん」は酒田甚句で酒田の繁盛ぶりを表すはやし言葉から生まれたもので、中国で舟を丸のみする大魚「呑舟(どんしゅう、大人物、盛んな様子を表す)」が語源ともいわれる。今年で33回目。
初日の15日は中和会と中通りを中心に各商店が店頭に商品を出すとともに、出展団体の露店が軒を連ねた。このうち中通りでは、天真学園高の生徒による手作りギョーザとシューマイ、宮城県南三陸町の海産物、中和会では芋煮の販売などが人気を呼んでいた。
16日はフリーマーケットやミニSL試乗会、国際屋台村、犬・猫の里親探し、自衛隊の車両展示などが行われる。同時開催の酒田ミュージックフェスティバルでは2日間で地元内外のアマチュアバンド約30グループが街中で演奏する。