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2023年(令和5年) 2月8日(水)付紙面より

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庄内・秋田県南小中学生対象 公益大「ジュニアドクター鳥海塾」 プログラム成果発表

 庄内・秋田県南地域の小中学生を対象に、科学技術をけん引する人材の育成を図る東北公益文科大学(酒田市、神田直弥学長)による教育プログラム「ジュニアドクター鳥海塾」の成果発表会が4日、公益大で行われ、昨年6月以降、公益大教員・学生の指導で学んだ技術を生かして構築した各種プログラムを第2期生40人が10班に分かれて披露した。

 科学技術イノベーションをけん引する傑出した人材の育成に向け、意欲がある能力の高い小中学生を発掘し、その能力を伸ばすことを目的に科学技術振興機構(JST)が展開している支援制度「ジュニアドクター育成塾」に、公益大が応募した「ジュニアドクター鳥海塾」が選定されたことを受け、昨年度に開講した教育プログラム。

 「人・自然・社会・歴史的財産の価値を見出し、新しい情報技術との橋渡しのできる人材」を育成像に掲げ、2期生となった両県の小学5年―中学3年40人は昨年6月の開講式以降、情報技術やコンピューターを使いこなすために広瀬雄二公益大教授(情報処理)の指導でプログラミングの基礎知識を習得した後、神田学長はじめ教員の講義、学生の助言を受けながら心理学、観光、宇宙など幅広い分野への関心を深めてきた。

 この日は、班単位で▽お手伝いの対価として得られる報酬をガチャポンで決めるプログラム▽算数・数学の公式をスムーズに調べることができるプログラム▽観光名所の解説文を表示してくれるプログラム―など、これまでの学びで得た知識を活用し班単位で構築した成果を次々と紹介した。

 このうちメニュー60種の中から1種をランダムに選び出し、必要な食材、調理にかかる費用をゲーム感覚で教えてくれる「買い物プログラム」を構築した4人は、プログラムが長くならないように簡素なテキストデータ「CSV」を用いるなど工夫。「プログラムが見やすいよう、ところどころに改行を入れた」などと話した。

 先月28日には第1期生のうち第2段階に「進級」した12人の研究発表会も行われた。JSTによる選定期間は25年度まで5カ年。公益大では新年度、第3期生を募集する予定。

鳥海塾受講生たちが学びの成果を報告
鳥海塾受講生たちが学びの成果を報告


2023年(令和5年) 2月8日(水)付紙面より

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日本太鼓ジュニアコンクール全国へ抱負

 来月19日(日)に石川県金沢市内で開かれる「第25回日本太鼓ジュニアコンクール」に、本県代表として酒田市の「太鼓道場風の会ジュニア『雷神組』」(村上瞭太リーダー、10人)が出場する。昨年10月に庄内町で行われた県大会で優勝して全国コンクールへの切符を手にしたものでメンバーらが6日夕、市役所を訪問し丸山至市長に活躍を誓った。

 風の会ジュニアは2012年に結成。現在は小学1―高校3年の男女24人が所属し、中学・高校生による「雷神組」、小学生の「風神組」の2チームに分かれて週2回の練習を重ね、市内外のイベントで演奏を披露しているほか、コンクールにエントリー。庄内町の響ホールで行われた県大会で優勝して全国・東北コンクール出場を決め、前哨戦となる昨年11月の東北コンクール(岩手県一関市)では特別賞を受けた。

 風の会の伊藤裕介会長によると、全国コンクール出場は5年ぶり2回目。この日は伊藤会長、西村修後援会長、ジュニアチームの指導に当たっている菊池宏太朗さんらの引率でメンバー9人が訪問、応対した丸山市長を前に伊藤会長がこれまでの経過を報告した後、参加全メンバーが決意表明した。

 このうちメンバーを引っ張る村上リーダー(17)=酒田西高3年=は「ジュニアとしては最後の大会となるので、悔いの残らないよう精いっぱいの演奏を披露したい。そのために残りの1カ月半、より一層努力したい」と。これに対して丸山市長は「緊張すると思うが、努力してきたことをいかんなく発揮してほしい。自信を持って堂々と演奏し、思い出に残る全国コンクールにして。地域を挙げて皆さんを応援する」と激励した。

 全国コンクールは金沢市の金沢歌劇座で行われ、国内外の46チーム(国内44チーム、ブラジル・台湾各1チーム)がエントリー。雷神組は課題曲「旅立ち」、オリジナル曲「迅雷」の2曲を披露する。

丸山市長を囲む風の会ジュニア「雷神組」のメンバー
丸山市長を囲む風の会ジュニア「雷神組」のメンバー



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