2025年4月21日 月曜日

文字サイズ変更



  • プリント用表示
  • 通常画面表示

荘内日報ニュース


日付の新しい記事へページを移動する日付の古い記事へ
  • ニューストップ
  • 最新記事
  • 戻る

2023年(令和5年) 3月16日(木)付紙面より

ツイート

物流拠点 酒田港利用促進を アフターコロナ見据え関係者理解深める

 酒田港の利用促進に向けた「ポートセミナーin庄内」が14日、三川町のいろり火の里なの花ホールで開かれ、鶴岡、酒田両商工会議所に所属する会員事業所の担当者が利活用方法、助成制度などについて理解を深めた。

 鶴岡、酒田両商議所、庄内地区商工会広域連携協議会、“プロスパーポートさかた”ポートセールス協議会が、「アフターコロナ」を見据えて企画したセミナー。この日は庄内地域一円から約150人が参加した。

 セミナーに先立ち主催者を代表して鶴岡商議所の上野雅史会頭が「3年に及ぶコロナ禍は地域経済に計り知れないダメージを与えた。アフター・ウィズコロナが本格化する中、地域経済の再生に向けて新たな収益構造を探る取り組みが求められている。酒田港をあらためて重要・貴重な物流拠点と認識し円安基調の中、フルに活用した輸出の活性化が再生の大きな鍵になると考えている。酒田港を起点に庄内地域の活力をつくっていきたい」とあいさつ。県港湾事務所の松田茂所長が貨物取扱量の推移や国際ターミナルの機能強化といった酒田港の近況を報告した。引き続き海運貨物を取り扱ういずれも酒田市にある日本通運山形支店酒田海運営業所、酒田海陸運送の担当者がプレゼンテーション。このうち酒田海陸運送取締役事業部長の佐藤祐さんは海運を取り巻く近年の状況に関し、「コロナ禍による労働者不足などから沖合で待つ滞船が相次いだが、ほぼ解消。運賃もコロナ禍前までに戻りつつあり、遅延も改善している」と話す一方で、「米国と中国の景気がいまひとつなため先行きは不透明」と解説した。

 労働者の残業規制、運転手不足といった物流業界の「2024年問題」に触れ、「酒田港を利用した『モーダルシフト(トラック輸送から、地球に優しく大量輸送が可能な海運・鉄道への転換)』で物流の安定化を推進し、持続可能な事業展開を」と続けた。また、酒田港を活用してエンジンや外装、タイヤなど中古自動車部品を海外に輸出している永田プロダクツ(同市)の担当者が事例報告した。

酒田港の利活用促進に向けて開催したポートセミナー
酒田港の利活用促進に向けて開催したポートセミナー



日付の新しい記事へページを移動する日付の古い記事へ

記事の検索

■ 発行月による検索
年  月 

※年・月を指定し移動ボタンをクリックしてください。
※2005年4月分より検索可能です。

  ■ キーワードによる検索
   

※お探しのキーワードを入力し「検索」ボタンをクリックしてください。
※複数のキーワードを指定する場合は半角スペースを空けてください。

  • ニューストップ
  • 最新記事
  • 戻る
ページの先頭へ

ニッポー広場メニュー
お口の健康そこが知りたい
気になるお口の健康について、歯科医の先生方が分かりやすく解説します
鶴岡・致道博物館 記念特別展 徳川四天王筆頭 酒井忠次
酒井家庄内入部400年を記念し、徳川家康の重臣として活躍した酒井家初代・忠次公の逸話を交え事績をたどる。
致道博物館 記念特別展 第2部 中興の祖 酒井忠徳と庄内藩校致道館
酒井家庄内入部400年を記念し、庄内藩中興の祖と称された酒井家9代・忠徳公の業績と生涯をたどる。
致道博物館 記念特別展 第3部 民衆のチカラ 三方領知替え阻止運動
江戸幕府が3大名に命じた転封令。幕命撤回に至る、庄内全域で巻き起こった阻止運動をたどる。
致道博物館 記念特別展 第4部 藩祖 酒井 忠勝
酒井家3代で初代藩主として、庄内と酒井家400年の基盤を整えた忠勝公の事績をたどる。
致道博物館 記念特別展 第5部 「酒井家の明治維新 戊辰戦争と松ケ岡開墾」
幕末~明治・大正の激動期の庄内藩と明治維新後も鶴岡に住み続けた酒井家の事績をたどる。
酒井家庄内入部400年
酒井家が藩主として庄内に入部し400年を迎えます。東北公益文科大学の門松秀樹さんがその歴史を紹介します。
続教育の本質
教育現場に身を置く筆者による提言の続編です。
教育の本質
子どもたちを取り巻く環境は日々変化しています。長らく教育現場に身を置く筆者が教育をテーマに提言しています。
柏戸の真実
鶴岡市櫛引地域出身の大相撲の元横綱・柏戸の土俵人生に迫ります。本人の歩み、努力を温かく見守った家族・親族や関係者の視点も多く交えて振り返ります。
藤沢周平の魅力 海坂かわら版
藤沢周平作品の魅力を研究者などの視点から紹介しています
郷土の先人・先覚
世界あるいは全国で活躍し、各分野で礎を築いた庄内出身の先人・先覚たちを紹介しています
美食同元
旬の食べ物を使った、おいしくて簡単、栄養満点の食事のポイントを学んでいきましょう
庄内海の幸山の幸
庄内の「うまいもの」を関係者のお話などを交えながら解説しています

株式会社 荘内日報社   本社:〒997-0035 山形県鶴岡市馬場町8-29  (私書箱専用〒997-8691) TEL 0235-22-1480
System construction by S-Field