2025年4月7日 月曜日

文字サイズ変更



  • プリント用表示
  • 通常画面表示

荘内日報ニュース


日付の新しい記事へページを移動する日付の古い記事へ
  • ニューストップ
  • 最新記事
  • 戻る

2023年(令和5年) 4月28日(金)付紙面より

ツイート

酒井家の歴史とこれから 酒田で酒井忠順さん講演 墓所公開へ活動紹介も

 旧庄内藩主酒井家第19代酒井忠順さん(48)=鶴岡市=による、酒井家の歴史とこれからについての講演会「酒井家庄内入部401年 未来に向けて」が22日、酒田市総合文化センターで行われ、参加者たちが酒井家について理解を深めた。

 古文書に関わる歴史を研究している古文書同好会、鶴岡・酒田古文書入門教室、シニアの歴史教室などで組織する古文書解読交流会(同市みずほ一丁目、杉原丈夫会長)が主催。古文書同好会の活動が半世紀を超え、あらためて酒井家の歴史について見分を深めようと企画した。

 この日は会員を中心に市民ら50人が参加。忠順さんは、庄内入部のきっかけとなった徳川家とのつながり、いわゆる「三方領知替え」の転封阻止運動、致道博物館に収蔵されている国宝の太刀「真光」「信房」などについて解説したほか、今後の展望として酒井家の墓所を公開するために活動していることを紹介。酒井家の正月行事が「家庭画報」2015年1月号に掲載された際のことを振り返り、「酒井家を見直す一つのきっかけになった。長く庄内に居続ける歴史の重みを実感した」と述べ、「古き良きものを大切に守り、継承するためにも、新しきを知るだけでなく創造していけるよう精進したい」と語った。

 参加者は興味津々で聴講。杉原会長は「これまでの歴史と、未来への展望をわかりやすく説明していただき大変ありがたい。これからの酒井家に期待したい」と話した。

酒井家の歴史について語る酒井忠順さん
酒井家の歴史について語る酒井忠順さん


2023年(令和5年) 4月28日(金)付紙面より

ツイート

全国の愛好者340人熱戦 こばえちゃ山形 競技かるた酒田大会

 「こばえちゃ山形全国競技かるた酒田大会」が23日、酒田市武道館で開催され、全国から集まった選手たちが熱戦を繰り広げた。

 愛好者で組織する「酒田かるた会」(瀧澤真弓会長)が企画、運営し毎年春に行っている。昨年はコロナ禍の影響で出場者の在住地域を限定しての開催だったが、24回目の今年は制限を撤廃、北は北海道から南は鹿児島まで、A―E級の約340人がエントリーした。

 開会式で、参加選手を代表し、いずれも同会所属の一條小6年の小松正君(11)、阿部愛佳さん(11)、相蘇舞歩さん(11)が「練習してきたかるたを出し切り、諦めないで試合をする」と選手宣誓。選手たちは自陣に札を並べ、15分で札の位置を暗記。試合が始まると会場は一様に静まり、読手(どくしゅ)が小倉百人一首の上(かみ)の句を詠むとほぼ同時に鋭く手を伸ばし、下(しも)の句の札を取り合っていた。瀧澤会長は「今年は国内外から幅広くエントリーが来て本当にありがたい。今後も大会を通じて競技かるたを広めていきたい」と話した。

勢いよく札を取りにいく選手たち
勢いよく札を取りにいく選手たち


2023年(令和5年) 4月28日(金)付紙面より

ツイート

よもやま

 酒田市手蔵田のスーパー農道脇の防雪柵にカラスが巣を作った。

 カラス(ハシブトカラス・ハシボソカラス)は例年3月ごろから巣作りを始める。卵を産むタイミングはそれぞれの巣で違うが、東北では5月下旬から7月上旬にかけてひなが巣立つ。この時期、親のカラスはひなを守るため神経質になり近くを通る人に威嚇行動を取るケースがある。毎年、各自治体では確認した巣の場所を事前に住民に知らせるなどして注意を呼び掛けている。

 特に電柱に作った巣はショートして停電の原因に。電力会社とカラスのいたちごっこが続いていることで知られる。ちなみに鳥獣保護管理法ですでに卵を産んでいたり、ひながかえった巣は特別な許可がないと撤去はできない。

 さて防雪柵に巣を作ったカラス。いまは卵を温めている時期を迎えていた。巣からちょこんと頭を出して辺りを警戒しながら「電線じゃないもん」「邪魔してないでしょ」と言いたげ?の様子。

防雪柵の上に巣を作ったカラス=25日
防雪柵の上に巣を作ったカラス=25日



日付の新しい記事へページを移動する日付の古い記事へ

記事の検索

■ 発行月による検索
年  月 

※年・月を指定し移動ボタンをクリックしてください。
※2005年4月分より検索可能です。

  ■ キーワードによる検索
   

※お探しのキーワードを入力し「検索」ボタンをクリックしてください。
※複数のキーワードを指定する場合は半角スペースを空けてください。

  • ニューストップ
  • 最新記事
  • 戻る
ページの先頭へ

ニッポー広場メニュー
お口の健康そこが知りたい
気になるお口の健康について、歯科医の先生方が分かりやすく解説します
鶴岡・致道博物館 記念特別展 徳川四天王筆頭 酒井忠次
酒井家庄内入部400年を記念し、徳川家康の重臣として活躍した酒井家初代・忠次公の逸話を交え事績をたどる。
致道博物館 記念特別展 第2部 中興の祖 酒井忠徳と庄内藩校致道館
酒井家庄内入部400年を記念し、庄内藩中興の祖と称された酒井家9代・忠徳公の業績と生涯をたどる。
致道博物館 記念特別展 第3部 民衆のチカラ 三方領知替え阻止運動
江戸幕府が3大名に命じた転封令。幕命撤回に至る、庄内全域で巻き起こった阻止運動をたどる。
致道博物館 記念特別展 第4部 藩祖 酒井 忠勝
酒井家3代で初代藩主として、庄内と酒井家400年の基盤を整えた忠勝公の事績をたどる。
致道博物館 記念特別展 第5部 「酒井家の明治維新 戊辰戦争と松ケ岡開墾」
幕末~明治・大正の激動期の庄内藩と明治維新後も鶴岡に住み続けた酒井家の事績をたどる。
酒井家庄内入部400年
酒井家が藩主として庄内に入部し400年を迎えます。東北公益文科大学の門松秀樹さんがその歴史を紹介します。
続教育の本質
教育現場に身を置く筆者による提言の続編です。
教育の本質
子どもたちを取り巻く環境は日々変化しています。長らく教育現場に身を置く筆者が教育をテーマに提言しています。
柏戸の真実
鶴岡市櫛引地域出身の大相撲の元横綱・柏戸の土俵人生に迫ります。本人の歩み、努力を温かく見守った家族・親族や関係者の視点も多く交えて振り返ります。
藤沢周平の魅力 海坂かわら版
藤沢周平作品の魅力を研究者などの視点から紹介しています
郷土の先人・先覚
世界あるいは全国で活躍し、各分野で礎を築いた庄内出身の先人・先覚たちを紹介しています
美食同元
旬の食べ物を使った、おいしくて簡単、栄養満点の食事のポイントを学んでいきましょう
庄内海の幸山の幸
庄内の「うまいもの」を関係者のお話などを交えながら解説しています

株式会社 荘内日報社   本社:〒997-0035 山形県鶴岡市馬場町8-29  (私書箱専用〒997-8691) TEL 0235-22-1480
System construction by S-Field