2023年(令和5年) 4月30日(日)付紙面より
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酒田市升田の名瀑「玉簾(たますだれ)の滝」で28日夜、恒例のライトアップが始まり、幻想的な雰囲気を醸し出している。
玉簾の滝は県内で最も高さのある滝で、落差約63メートル、幅約5メートル。弘法大師が命名したと伝えられ、かつては山岳信仰の修験場だったという。現在は同市を代表する観光スポットの一つとなっており、ライトアップは地元の升田自治会(村上雅晴会長)が毎年この時期とお盆に行っている。
御嶽神社への参道にも青色のLEDや屋外用ライトが設置され、その道のりを幻想的に照らす。神社の横道から奥に進むと突然視界が開け、ひんやりとした空気の中、降雨や雪代で水量を増した滝がこうこうと浮かび、周囲の新緑とともに圧倒的な存在感を持って迫ってくる。
初日の28日夜は多くの行楽客が訪れ、滝つぼを眺めたり、写真を撮るなど思い思いに楽しんでいた。
ライトアップは5月7日(日)まで行われ、時間は日没から午後9時まで。