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2024年(令和6年) 6月28日(金)付紙面より

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えらぶゆり 見頃迎える 酒田 南洲神社

 西郷隆盛(南洲)翁を祭る酒田市飯森山二丁目の南洲神社で西郷の流刑地である沖永良部島から友好の証しとして贈られた「えらぶゆり」が見頃を迎えている。

 庄内は戊辰戦争で敗れた際、西郷が寛大な戦後処置を指示したとして、旧藩主らが鹿児島に赴いて西郷に学び、後にその教えを「南洲翁遺訓」にまとめて全国に配布。南洲神社は元教員の故・長谷川信夫氏が遺訓を深く学ぼうと1976年6月に、鹿児島から分祀(ぶんし)して自宅敷地内に創建した。

 えらぶゆりはテッポウユリの一種。鹿児島県和泊町にある和泊西郷南洲顕彰会が2013年から毎年、同神社を管理する公益社団法人・荘内南洲会(小野寺良信理事長)に球根を贈っている。

 例年は西郷と、遺訓をまとめた旧庄内藩家老・菅実秀が対座する「徳の交わり像」周辺に植えていたが、今年はフラワーポット100個に植えたものも同神社までの参道沿いに設置。今月21日ごろから咲き始め、計約500株のえらぶゆりが純白の美しい姿を見せている。来月初旬ごろまでは楽しめそうだという。

 好天となった26日午後には散策で訪れた人たちが足を止めて見入っていた。小野寺理事長は「えらぶゆりの美しい姿を多くの人に楽しんでもらいたい。えらぶゆりが咲き終わってもサルビアなどを植え、年間を通して楽しめる場所になれば」と話していた。

 荘内南洲会ではえらぶゆりまつりとして今月26日から来月6日まで神社前の公園を一般開放する。今月29日には同神社脇の南洲会館に入館した希望者を対象に午前10時から正午まで呈茶(300円)を行う。

えらぶゆりが見頃を迎えた南洲神社=26日
えらぶゆりが見頃を迎えた南洲神社=26日


2024年(令和6年) 6月28日(金)付紙面より

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SNS型投資・ロマンス詐欺 不安になったら気軽に相談 「ヤクルトレディ」防止協力

 県内で急増しているSNS型投資やロマンス詐欺の未然防止を図ろうと、酒田警察署(小川広治署長)は24日、庄内ヤクルト販売(酒田市広野、佐藤和宏社長)で販売に携わる「ヤクルトレディ」に対し、防止啓発への協力を委嘱した。酒田市内の酒田北センター、酒田東センター、広野センターのヤクルトレディが販売の際、詐欺防止を呼び掛けるチラシを配布、広く顧客にアピールする。

 同署生活安全課によると、今年5月までに県内で発生したSNS型の投資詐欺とロマンス詐欺被害は計48件、被害額は計2億4336万円に上り、昨年まで被害が多かった特殊詐欺被害額を大きく上回る被害が発生、県警察本部では注意を呼び掛けている。同署がSNS型詐欺防止啓発の協力を同社に委嘱するのは初めて。

 この日は同市ゆたか一丁目の酒田北センターでの朝礼時に、同署の佐藤尚澄生活安全課係長がSNSを活用した詐欺の手口などをヤクルトレディ21人に説明。「少しでも不安に思ったら警察に相談するよう呼び掛けを。日頃から接するヤクルトレディが話すことで、住民も話を聞きやすくなると期待している。一件でも詐欺被害を減らすため協力をお願いしたい」と協力を求め、約500部を同社営業部宅配課の阿部洸係長に手渡した。

 同センターの石井利恵センター長は「コミュニケーションを大事にする仕事の特性を生かし、少しでも詐欺を防ぐことができたら」と話した。

SNS型詐欺防止啓発チラシを受け取る阿部係長(左)
SNS型詐欺防止啓発チラシを受け取る阿部係長(左)



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