2024年(令和6年) 9月17日(火)付紙面より
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庄内町の余目地区中心街で15日、「余目まつり」の本祭が行われた。雨に降られながらも神輿(みこし)や奴(やっこ)振りなどによる行列が目抜き通りを練り歩き、沿道の町民から声援が送られた。
余目まつりは同地区御殿町の余目八幡神社(稲垣次生宮司)の例大祭に合わせて行われており、神輿行列は1837(天保8)年ごろから同地区に伝えられているという。今年はJR余目駅前の交差点をスタート地点に同地区中心商店街を通り、八幡神社まで約2時間かけて練り歩いた。
この日は朝から雨となり、沿道には傘を手にした地元住民らが詰め掛けた。午後1時半に行列がスタート。同神社の神輿、振り袖姿やはかま姿の子どもたちを乗せた花車、若衆による奴振りなど総勢約200人が練り歩いた。
男児による手振り奴では「エイトー、マカショー」と独特の掛け声に合わせ元気な舞を披露。また、中学生や若衆、ベテランによる奴振りが毛槍(けやり)の投げ渡しの妙技を決めると、見物客から大きな拍手が送られた。