2005年(平成17年) 8月5日(金)付紙面より
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鶴岡市民田の宝昌院(小池公雄住職)で4日、「箸(はし)供養」が行われ、保育園児たちが使い古した箸を焼いて供養した。
同院では、子供たちが日ごろ使っている箸に感謝することで、好き嫌いを無くしてもらうとともに、食べ物を粗末にしないようにと、食糧難だった1948年から箸供養を始めた。その後「8(は)月4(し)日」を箸の日とし、近所の子供たちが箸を持ち寄って供養している。
この日は、近くの民田保育園の園児39人が参加。園児たち全員が使い古した割り箸を持参し、小池住職が読経する中、「箸塚」の前でたかれた箸に、「好き嫌いしないで食べます」と手を合わせていた。
小池住職は「好き嫌いしないで何でも食べて元気な子になってください」と語りかけ、1人ひとりに新しい割り箸をプレゼントした。
使い古した割り箸を箸塚に供えて供養する園児たち