2005年(平成17年) 8月19日(金)付紙面より
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フルーツタウン・櫛引町でデラウエアの収穫が始まった。同町では西荒屋地区を中心に広い範囲でブドウの栽培が行われており、和ナシや洋ナシ、リンゴなどと並んで秋の主力果樹に数えられている。
同町西荒屋の佐久間利兵エ観光農園では、今月9日からブドウ園での収穫が本格化した。猛暑や雨続きなどの天候不順で、品質への影響が懸念されたが、同農園を経営する佐久間利一さん(64)は「今は栽培技術も高くなり、収穫時期がわずかにずれたものの例年並みのできになった」と話す。
佐久間さん方ではデラウエアを中心に安芸クイーンやスチューベン、巨峰、甲州などさまざまな種類のブドウを生育しており、「一番数が出るのはデラウエアだが、今月下旬に食べごろを迎える中粒種のスチューベンもさわやかな甘さで意外と人気が高い」という。
サクランボも栽培している佐久間さんの観光農園には庄内一円のほか、東京周辺や秋田、新潟、仙台など隣県から年間計2000人以上の観光客が訪れる。今年もすでに500人以上の予約が入っているという。
佐久間さんは「初めてブドウ園を訪れた人は、数の多さに驚き写真などを撮っていくようだ。いも煮会とブドウ狩りを一緒にすることもできるので、多くの人に楽しく過ごしてもらいたい」と話していた。
ブドウ狩りは10月いっぱい楽しめる。問い合わせは佐久間利兵エ観光農園=電090(5182)5817=、ファクスでの予約は=0235(57)2313=まで。
ブドウ狩りのシーズンがいよいよ本格化