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2005年(平成17年) 10月22日(土)付紙面より

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熱々ごはんおいしい!! 酒田26日から中学校完全給食スタート

 酒田市内の中学校で26日から完全給食がスタートするのを前に、生徒を対象にした試食会が21日、市内の全8中学校で行われた。ご飯とお汁は熱々を食べられる食缶、おかずは個別のランチボックス(弁当箱)に入れて配送され、おいしく、かつ、手早く準備ができる「中間方式」が大きな特徴。生徒たちは中学では初の完全給食に、「やはり熱々のご飯はおいしい」と喜んでいた。 同市では小学校は完全給食だが、中学校は牛乳だけの「ミルク給食」で、各自が弁当を持って来た。保護者たちの間では以前から完全給食の実施を求める声があり、1983年には市議会がその実現を求める請願を採択。その後、教育委員会が実施を検討したが、97年に「実施する段階にない」との結論を出した。

 しかし、アンケート調査で実施を望む声が多かったことや、周辺町がすでに実施していたなどから、実施に向けた議論が再燃。市教委は昨年6月、学識経験者らによる中学校給食実施計画諮問会議(土門修司委員長、5人)に諮問し、同8月には実施の方針が答申され、市ではそれに基づいて準備を進めてきた。

 最大の特徴は、おいしさと準備の簡便さの双方を追及した中間方式。2週間に1回は特徴を最大限に生かし、熱々のカレーライスか、丼ものが出る。また、アレルギーの生徒のために、個別に原因食品を除くなどの対応を行う。さらに極度に強いアレルギーの生徒らのために、希望で弁当持参もできる選択方式とした。週1回はパン食となる。

 調理業者は向こう7年間の契約で、企業向け給食などで実績があるブランチ(東大町)、庄内給食センター(大宮一丁目)の民間2業者に委託。各4校ずつを担当する。

 スタート時は全生徒のうち、アレルギーで弁当を持参する生徒らを除く97%が給食を希望。教職員を合わせ1日約3000食が作られる。
 試食会のメニューはご飯、ナメコ汁、鶏肉の香味焼きなど。酒田一中(鳥海綏士校長、生徒269人)で、2年半ぶりの給食となった3年生たちはテキパキと配膳した後、「いただきます」。「食器が懐かしい」「熱々はおいしい」と喜んでいた。25日には保護者向けの試食会も開かれる。

おいしそうに試食する生徒たち=酒田一中で
おいしそうに試食する生徒たち=酒田一中で



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