2005年(平成17年) 10月23日(日)付紙面より
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鶴岡市の東北公益文科大大学院の開学記念シンポジウム2が22日、鶴岡タウンキャンパス(TTCK)で開かれ、ワークショップや講演などを通して市民がキャンパスの将来像を考えた。
タウンキャンパスと市民、まちとのかかわりについて広い観点から考察してもらおうと大学院が企画。第1部の市民ワークショップ、第2部の講演と鼎(てい)談に、教員、大学院生の研究内容のパネル展示を加えた3部構成。
午前中は、タウンキャンパス周辺を歩くワークショップ「まちの魅力発見ウオーク」が行われた。鶴岡市内や酒田市などから参加した約30人が、大学院生をガイド役に歴史を伝える空間や小路などを巡る3コースに分かれて散策し、感じたことなどをマップに書き留めた。昼食後に気付いたことなどを話し合い、オリジナルの「ウオークマップ」に仕上げた。
午後からは東京大大学院の大野秀敏教授と東北芸術工科大の小沢明学長の2人の建築家の講演と、公益大の小松隆二学長を交えた鼎談を通じ、タウンキャンパスの可能性と課題などを探った。
タウンキャンパス周辺を散策し、魅力を探った