2005年(平成17年) 10月26日(水)付紙面より
ツイート
酒田市本町一丁目の複合型観光施設「川辺の館」の敷地内に、昔懐かしい丸ポストがお目見えし24日、除幕式が行われた。
同施設が同日付で切手販売所、ゆうパック取り扱い所となることに伴い、ポストが新設された。山居倉庫や本間家旧本邸などがある周辺の景観にマッチするよう、旧式が選ばれた。
ポストは1954年ごろから同市北新橋の切手販売所前に設置されていた丸ポスト(高さ約1・5メートル、直径約50センチ)で、タイミングよく北新橋の切手販売所が閉鎖されたことから、移設された。
この日は、川辺の館を運営する第3セクター「酒田まちづくり開発」の西村修社長、酒田郵便局の木村二男局長、地元の上袋小路自治会の加藤芳雄会長、市の兵藤芳勝課長の4人がポストを除幕。加藤さんが第1号として郵便を投函した。
西村社長は「周辺をすてきにする仲間が増えた。さらに魅力あるまちにし、全国に発信していきたい」と語った。
酒田郵便局によると、管内には126カ所にポストがあり、うち丸ポストは今回設置したものを含め9カ所だけという。川辺の館は山居倉庫から本間家旧本邸がある市中心部に観光客を誘導することを大きな狙いに今年4月、通称・上袋小路(本間家通り)沿いに開設された。茶店風の休憩所やレストランなどが入っている。
川辺の館の前に丸ポストが設置され、関係者が除幕